【ニュース】 いちご、2022年6月に閉館したビジネスホテル「喜⼊シーメンズクラブ」をプロサッカーチーム「⿅児島ユナイテッドFC」の選⼿寮へとコンバージョン 鹿児島県鹿児島市

2024.08.09
現存不動産に新たな価値を創造する「⼼築(しんちく)」事業などを手掛けるいちご株式会社(東京都千代田区、長谷川拓磨社長)は
、2022年6月に閉館したビジネスホテル「喜⼊シーメンズクラブ
」(鹿児島県鹿児島市)をプロサッカーチーム「⿅児島ユナイテッドFC」(鹿児島県鹿児島市、徳重剛クラブ代表)の選⼿寮へとコンバージョンする。

同ホテルは1974年、喜⼊石油備蓄基地に寄港するタンカーの船員向け宿泊所兼研修所として開館し、その後、⼀般客向けの宿泊施設やグループの研修施設として運営。2022年の閉館までの47年間、喜⼊地区のシンボル的な施設として家族での⾷事や集まりなどで多くの人々に利用されてきたという。
同ホテルを所有するENEOSマリンサービス株式会社(鹿児島県鹿児島市、浦野新生社長)は、地域の人々による施設はそのまま残してほしいという声と、⿅児島ユナイテッドFCの地域の交流の拠点にしたいとの想いに賛同、ENEOS不動産株式会社(横浜市中区、丹⽻逸夫社長)と協⼒し、今回、⿅児島ユナイテッドFCへ同ホテルを譲渡するとしている。

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同ホテルは、地域のシンボル的な存在であったことから、⿅児島市(下鶴隆央市⻑)には同ホテルの有効活⽤について喜⼊地区の市⺠から多くの声が寄せられていたという。

一方、いちごは、喜⼊地区に練習場を有するJリーグクラブ(J2)「⿅児島ユナイテッド FC」から相談があり、同プロジェクトのPJリーダーとして、ENEOSマリンサービス、ENEOS不動産、⿅児島市、⿅児島ユナイテッドFCと協議を開始、今回、同ホテルを⿅児島ユナイテッドFCの悲願だった選⼿寮へとコンバージョンするプランをまとめたとしている。

同ホテルは築後約50年ながらも、ENEOSマリンサービスの優れた建物管理により、コンディションは良好だという。
いちごは、同ホテルの⻑期修繕計画や省エネルギー化計画、寮運営事業計画を⿅児島ユナイテッドFCに提供、⿅児島ユナイテッドFCのスポーツビジネスを⽀援するとしている。

物件所在地は鹿児島県⿅児島市喜⼊中名町1029番地。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・陸屋根5階建。
延床⾯積は合計2,234.68㎡。