【ニュース】 刈谷市とアイシン、仮想空間プラットフォーム技術を活用し、同市オリジナルの大人向け交通安全教育コンテンツの実証実験を8月17日に実施 愛知県刈谷市

2024.08.06
刈谷市(稲垣武市長)と株式会社アイシン(愛知県刈谷市、吉田守孝社長)は、同市が推進する「刈谷スマートシティ」の取り組みの一環として、同市オリジナルの交通安全教育コンテンツ「アイシンXRクエスト」の実証実験を2024年8月17日に実施する。

同コンテンツは、同社が開発した仮想空間(メタバース)プラットフォーム上に刈谷駅北口を再現し、交通ルールを守りながら、安全に目的地へ移動する没入型体験を提供するもの。
同市では、子ども世代に対しては、学校等教育機関からの指導の機会や、幼児園・保育園・小学校での交通安全教育指導、交通指導員による交通安全教育を実施しているが、大人世代に対しては、通常の交通安全教育や啓発を行うだけでは行動に変化を与えることが難しいという課題があるという。

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これに対し、同コンテンツでは、同社が持つ交通流予測などのモビリティ技術や、工場の安全教育などに使用されている仮想空間プラットフォーム技術を応用し、新しい価値体験を提供。
仮想空間内での没入型体験を通じ、交通安全教育の実証実験を行うことで、特に大人世代の交通安全意識を向上させ、事故のない安全な社会の実現に貢献するとしている。

実証実験内容は、VRゴーグルを着用し、メタバース内にリアルに再現された刈谷駅北口で、交通安全ルールを守り、制限時間内に目的地を目指すクエストに参加することで、没入型の体験を行うというもの。
体験後は、動画でメタバース内の自身の行動を振り返り、交通ルール違反はなかったかを確認することで、安全意識向上への有効性や効果について検証するとしている。
なお、大人世代への実証実験ということを考慮し、VRゴーグルを着用しての体験は18歳以上としており、18歳未満の人はPCを活用することで「アイシンXRクエスト」を体験できるという。

実証実験の実施日時は2024年8月17日の13時~15時30分。
実証実験場所は刈谷市総合運動公園(刈谷わんさか祭り2024 安心安全体験エリア③ アイシンXRクエスト)。