【ニュース】 オリックス不動産など、地域の観光課題解決を立命館アジア太平洋大学の学生とともに行う学習プログラムを開始 大分県別府市
2024.08.02
オリックス不動産株式会社(東京都港区、深谷敏成社長)・立命館アジア太平洋大学(大分県別府市、米山裕学長)・杉乃井ホテル&リゾート株式会社(大分県別府市、似内隆晃社長)は2024年8月1日、地域の観光課題解決を同大学の学生とともに行う学習プログラム「New Tourism Hub(ニューツーリズムハブ)」を開始した。
第1弾では、今秋就航を目指す、大分空港(大分県国東市)と大分市を洋上で結ぶ超高速船「ホーバークラフト」を題材に、学生が企業とともに観光産業を学びながら、船内などで上映する映像を製作する。
3者は2021年12月、将来の観光産業を担う人材の育成と地域活性化を目的に「友好交流に関する協定」を締結し、学生がオリックスグループが持つ経営ノウハウなどを学びながら、地域の新しい観光資源を創出する取り組みを推進しているという。
2022年と2023年は、実践型学習プログラムとして、「別府温泉 杉乃井ホテル」でのイベントの企画構築・運営までを学生が一貫して行う、異文化体験イベント「Multi Cultural Festival」を開催している。
今回は、日本航空株式会社(東京都品川区、鳥取三津子社長)・大分第一ホーバードライブ株式会社(大分県大分市、小田典史代表)
・株式会社JTB(東京都品川区、山北栄二郎社長)の3社がサポート企業として参加し、学生が地域・企業とともに観光について学びながら、抱えている問題を発見し、課題を解決する能力を養う「問題解決型学習(PBL)」を地域観光業で行う。
今年度の活動内容をもとに、今後は学生が主体的に地域や企業と連携し、地域観光業の課題解決を図る組織として運営することを目指す。
今年度は同船を題材に、企業から学生に向けたインプットセミナーのほか、学生などがホーバーターミナルや地域の現地調査、ワークショップ、プレゼンテーションなどを実施、船内で上映する映像の製作~実装を行う。
1チームに1名、各企業からメンターを派遣し、学生とともに7カ月間観光について学び、地域の新しい観光コンテンツの創出を目指すとしている。
同船での上映は2025年2月の予定。
なお、同船の航路は2024年秋より、大分第一ホーバードライブが運航開始予定。
高速道路経由で約1時間かかる距離を海上アクセスにより約30分に短縮可能で、大分県では15年ぶりの復活となり、同船は国内唯一の旅客輸送目的のホーバークラフトとなる。