【ニュース】 ダイハツ工業と出雲市、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の実証実験を8月30日まで実施 島根県出雲市

2024.08.02
ダイハツ工業株式会社(大阪府池田市、井上雅宏社長)と出雲市(飯塚俊之市長)は、福祉介護・共同送迎サービス「ゴイッショ」の実証実験を2024年8月30日まで実施する。

同社はこれまで、「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向けた取り組みとして、福祉介護領域での新たなモビリティサービス「ゴイッショ」を展開してきた。
同サービスは、複数の通所介護施設での送迎業務を外部に委託し、共同運行することで効率化を図り、介護人材不足の解消と高齢者の移動手段確保を支援するための仕組み。
2022年4月より全国の地方自治体向けに提供を開始、現在は香川県三豊市で利用されている。

08021100

同社は2023年、同市と通所介護施設での人材確保・定着を目的とした共同送迎サービスの導入効果等に関する調査を実施、運営体制について検討を進めてきた。
実証実験に向けた準備が整ったため、2024年8月1日より実証を開始している。

今回実施する同実証実験では、同市が運営主体となり、運営フローやマニュアルの策定、介護施設や地域交通事業者との調整・交渉等をはじめとした業務を同社が実施。
同市内の5法人・7施設が参加し、運行車両5台で朝夕の送迎を実施
、期間中に延べ850人程の送迎を予定しているという。

今後は、同実証実験の結果に基づき、事業課題を洗い出したうえで
、運営体制や事業成立性の検証を行うとともに、来年度以降のサービス導入に向けた検討を推進する予定としている。