【ニュース】 県立広島大学庄原キャンパス、大学機能の開放と交流を可能とするオープンスペース「サテライトラボ」を8月1日に設置 広島県庄原市

2024.07.31
県立広島大学(広島市南区、森永力学長)の生物資源科学部(庄原キャンパス、広島県庄原市)は、大学機能の開放と交流を可能とするオープンスペースとして、庄原キャンパス「サテライトラボ」(広島県庄原市)を2024年8月1日に設置する。

同施設は、庄原地域のシンボル的な拠点となっている国営備北丘陵公園と密に連携し、全国初となる国営公園と併設した常設型の大学施設となるもの。
同施設を拠点に、同大学の地域貢献力の強化を図るという。

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庄原キャンパスでは、令和5年度より、同国営公園を管理運営する株式会社グリーンウインズさとやま(広島県庄原市)との間で、これまでに実施してきた共同研究や学生交流を活性化したいという趣旨で協議を重ねてきたという。
その中で、庄原キャンパス側から「サテライトラボ構想」について提案、公園の設置に関わる国土交通省や庄原市の同意も得て、同公園北口エリアで展開されている社会実験「里山の駅 庄原ふらり」エントランスセンター国兼(くにかね)の2階スペースを活用したサテライトラボの設置で基本合意したとしている。

同施設では、エントランスセンター国兼を活用し、サテライトラボ機能を順次導入しながら同大学の地域貢献力を強化、庄原キャンパスが管理運営を行う。
主なサテライトラボ機能は、中山間地域活性化に資する活動拠点(庄原キャンパス教員・学生による地域貢献活動拠点)、自主学習アドバイス等の拠点(庄原キャンパス学生による中・高校生への学習支援)、科学体験ミニラボ(簡易植物工場・顕微鏡・レーザー加工装置等の体験の場)、サテライトライブラリ(庄原キャンパス図書館から市民向け蔵書等の提供)、広報機能(最新研究トピック等のビデオ紹介・講義配信等)、ボランティアサークル等の活動拠点(庄原キャンパス学生の所属サークル等)。

庄原キャンパス「サテライトラボ」の開設日は2024年8月1日。
設置場所は国営備北丘陵公園北口エリア「里山の駅 庄原ふらり」エントランスセンター国兼2階(広島県庄原市三日市町4-10)。
なお、開所式は8月11日に現地で開催する予定。