【ニュース】 日本駐車場開発傘下のスマートグリーンエネルギー、片品村で子会社を設立、旧ほたか牧場スキー場跡地で木質バイオマス発電所を新設 群馬県片品村

2024.07.26
日本駐車場開発株式会社(大阪市北区、巽一久代表)が2022年に設立したスマートグリーンエネルギー株式会社(東京都千代田区、渥美謙介代表)はこのほど、群馬県片品村でのプロジェクトを進行する子会社としてスマートグリーンエネルギー片品株式会社(群馬県片品村、渥美謙介社長)を設立、旧ほたか牧場スキー場跡地(群馬県片品村)での木質バイオマス発電所新設を決定した。

スマートグリーンエネルギーは、「小型分散型」「地産地消」の「小型バイオマス発電機」等により、日本駐車場開発グループの事業地で、地域に根差した循環型エコシステムの確立を目指し事業を展開、第1号案件では2023年8月より栃木県那須町でバイオマス発電を始動している。

スマートグリーンエネルギーはその後、第1号案件での成功体験とノウハウを活かし、日本駐車場開発グループ以外の一般の企業や団体にも事業を展開。
再現性と持続性のあるビジネスを通じ、社会の問題を解決、社会に貢献していくことを目指しているという。

今回設立したスマートグリーンエネルギー片品では、2017年にスキー事業をクローズしてから解体予定となっていた旧ほたか牧場スキー場の施設を発電所に転用、発電と、旧ゲレンデエリアでの植林事業を実施する。

発電の原料となる木質チップには、同村の農建課・総務課と連携の上、切り捨て材や樹齢雑木林等、計画に則った間伐や皆伐が必要な木材資源を利用。
再エネ由来の電力は、主に同村の公共施設に対して提供を予定している。

また、施設運営収益から植林や間伐などの森林整備につなげていく地産地消・循環型の持続可能な地域づくりを目指し、建物の施工や山林の調達は、同村や同村の関係各法人、協会等と提携し「オール片品チーム」を組成しプロジェクトを進めるという。