【ニュース】 東急不動産ホールディングスなど4社、空き家の有効活用を促進する枠組みを構築するため業務提携 東京都渋谷区

2024.07.25
東急不動産ホールディングス株式会社(東京都渋谷区、西川弘典社長)・Airbnb(米カリフォルニア州サンフランシスコ)の日本法人・株式会社オリエントコーポレーション(東京都千代田区、飯盛徹夫社長)・空き家活用株式会社(東京都港区、和田貴充社長)の4社は、空き家の有効活用を促進する枠組みを構築するため、業務提携を行う。

Airbnb・オリコ・アキカツの3社は、これまでにも、空き家にかかわる幅広い資金ニーズに対応する無担保消費性ローン「アキカツローン」の商品化や、空き家のホームシェアリング活用を通じ、空き家の流通促進に取り組んできたという。

一方、ホームシェアリングの実施には、事前準備や日々の運営など多くのハードルが存在することから、この課題を解決するため、東急不動産ホールディングスは社内共創型ベンチャー制度「STEP」で、個人・法人のホームシェアリングを一貫して支援するサービス「AnyLivingS」の実証実験を2024年4月から実施していた。

今回、4社で業務提携をすることにより、それぞれが持つ強みを活かし、空き家の流通促進に寄与するとしている。
具体的な取り組みでは、空き家のホームシェアリングに関わる一連のサービスを提供するワンストップサービスの実証実験を開始。
アキカツの持つ空き家物件のデータベース、オリコの事前保証を活用した地域金融機関による資金付け、東急不動産ホールディングスが提供するサービス「AnyLivingS」によるホームシェアリング事業支援、Airbnbが持つ集客力を組み合わせることで、ホームシェアリングの実施をサポートするという。

同取り組みにより、空き家の流通・活用が活性化され、同時に空き家を再生させた物件がAirbnbをはじめとするホームシェアリングのプラットフォームに掲載されることで、各地の観光振興に繋がることが期待できるとしている。