【ニュース】 九州大学都市研究センター・菊陽町・三井不動産、スポーツによるウェルビーイングなまちづくりに関する包括連携協定を締結 熊本県菊陽町

2024.07.22
九州大学都市研究センター(福岡市西区、馬奈木俊介センター長)
・熊本県菊陽町(本孝寿町長)・三井不動産株式会社(東京都中央区、植田俊社長)の3者は2024年7月16日、スポーツによるウェルビーイングなまちづくりに関する包括連携協定を締結した。

同センターは、2015年12月に先導的学術研究拠点として同大学に設置、かねてからウェルビーイングに関する研究に取り組んでおり
、設置から現在に至るまで国際的な新国富報告書の代表機関として発表し続けるなど、多くの国際機関や地方自治体、企業と連携しているという。
同社とは、2023年度に「持続可能性に資する未来型の高度産業集積に関する共同研究」を実施、2024年度からは「次世代GX産業集積研究部門」を新設している。

また同町は、半導体企業の集積に伴う今後の経済発展や人口増加に対応するため、同町内で、誰もが住みやすい豊かなまちづくりの実現に向けた憩いの場づくり・生涯にわたってスポーツに親しむことができる環境づくりに取り組んでおり、JR豊肥本線「三里木」駅~「原水」駅間の新駅設置・駅を中心とした市街地整備・アーバンスポーツ施設整備などを進めているという。

一方同社は、2020年より阿蘇くまもと空港の運営に携わり、同空港や周辺地域の活性化を推進してきたほか、同大学をはじめ、様々な大学と産学連携による取り組みを行ってきた。

今回の同協定締結により、同社と同センターは、同町を舞台に日本で初めて「スポーツと住民の幸福度の相関関係を特定の指標(腸内細菌等)を用いて見える化」するという共同研究を推進、産学官の3者が密に連携することでスポーツによるウェルビーイングなまちづくりの構築を目指すとしている。