【ニュース】 大阪ガス都市開発、2027年竣工を目指し京都リサーチパーク地区で新棟を建設、同地区初となる既設建物の建替え計画 京都府京都市
2024.07.09
大阪ガス都市開発株式会社(大阪市中央区、友田泰弘社長)は、
京都リサーチパーク株式会社(京都市下京区、門脇あつ子社長)が運営する京都リサーチパーク地区(京都市下京区)で、2027年の竣工を目指し、新棟を建設する。
同計画により、同地区内では、既設のレンタルラボ3万1,000㎡に加え、ウェットラボを中心とした2,700㎡規模のレンタルラボが新規に供給されるという。
同地区は、1989年の東地区竣工以来、順次西地区の開発も進め、現在では18棟の建物が立ち並び、新事業・研究開発などのイノベーションに向けた挑戦を行う場として、オフィスや実験研究施設が集積している。
2024年には510組織、6,000人が活動する都市型リサーチパークに成長、大学発スタートアップや国内外の事業会社などが研究開発拠点を構え、1,750人の研究者が同地区で研究を行っているという。
今回の同計画は、地区内の既設建物を解体し、レンタルラボを備える新棟を建設するもの。
2024年4月9日に発表したKRP6号館1階のコンバージョンに続き
、京都で不足しているとされるレンタルラボを新規供給する。
同地区内の新築ラボ棟としては、2005年竣工の7号館以来で、既設建物の建替え計画は同地区35年の歴史の中で初の取り組みになるという。
新棟は、増加傾向であるスタートアップ事業者を含む幅広い実験研究施設の需要に対応するため、区画の最小分割を100㎡以内、1フロア以上でも賃貸可能な柔軟なプランとし、実験用排気装置が設置可能なウェットラボと、実験用排気を必要としない用途向けドライラボを整備。
また、スタートアップ事業者の事業成長の一助として、ハードの整備とともに制度面での支援施策の検討も進めるとしている。
計画名称「(仮称)スタジオD棟建替え計画」の所在地は京都市下京区中堂寺粟田町93番地、交通はJR嵯峨野線「丹波口」駅より西へ徒歩8分。
階数は地上7階建て。
賃貸面積は合計約2,700㎡。
用途はレンタルラボ(一部機械室)。
着工は2025年10月(予定)、竣工は2027年7月(予定)。