【ニュース】 JR東日本とジェイアール東日本物流、2025年度中の事業化に向け、新幹線荷物輸送「はこビュン」による高速・多量輸送の事業化検証を開始 青森県青森市

2024.07.09
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、喜㔟陽一社長)と株式会社ジェイアール東日本物流(東京都墨田区、野口忍社長)は、「物流の2024年問題」「CO2排出量削減」「地方創生」等、社会的課題の解決の一助を担うことを目的に、新幹線荷物輸送「はこビュン
」による高速・多量輸送の事業化検証を開始する。

同取り組みでは、2023年度に4回実施した多量輸送トライアルでの成果や課題などを踏まえ、多量輸送を今後、定期的なサービスとして事業化することを見据え、実際のニーズの確認やオペレーションの検証などを行う。
なお、引越家財を扱う新たなパートナーとの連携は今回初となり、今後もこれまでのトライアルで得た知見を活かしつつ、輸送の幅を広げ、2025年度中の事業化に向けて取り組むとしている。

検証項目は、旅客営業列車への貨客混載による高速・多量輸送の事業化に向けた検証、客室輸送専用台車を活用した荷扱い(荷物搬出入・積み下ろし・荷捌き)の検証、新たなパートナーとの連携による輸送の検証。

今回の実証化検証の実施日は2024年7月12日・19日、9月6日・
13日・20日(引き続き事業化検証を実施予定)。
輸送列車は東北新幹線臨時列車「はやぶさ12号(E5系10両編成)
」、輸送区間は「新青森」駅(青森県青森市)8時29分発~「東京」駅11時44分着。
輸送形態は荷物輸送が1~2号車、旅客発売が3~10号車(普通車指定席3~8号車・グリーン車9号車・グランクラス10号車)。
荷量は最大300箱程度。
輸送品は引越家財、鮮魚ほか。
輸送列車・搭載号車等は変更となる場合あり、荷量は荷姿・サイズにより変動。