【ニュース】 SkyDriveとJR九州が連携協定を締結、九州エリアでの「空飛ぶクルマ」を使用した事業の成立可能性を検討 福岡県福岡市

2024.07.05
株式会社SkyDrive(愛知県豊田市、福澤知浩代表)と九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)は、SkyDriveが開発する「空飛ぶクルマ」の社会実装を目指し、九州エリアでの「空飛ぶクルマ」を使用した事業の成立可能性の検討を行うことを目的に連携協定を締結した。

SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして「日常の移動に空を活用する」ことを目指し、2025年の大阪・関西万博を皮切りに事業拡大を目指している。
一方、JR九州は「安全・安心なモビリティサービスを軸に地域の特性を活かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献する」ことを2030年長期ビジョンで掲げているという。

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JR九州では、今回の連携により、九州エリアでの将来的なまちづくりや沿線観光地への誘客の視点から、新たな技術を活用したモビリティを導入することで、九州エリアの開発、MaaS等へのビジネス領域拡大だけでなく、地域課題解決といった地域創生へ貢献することで、先進的で魅力の高いまちづくり開発ができるとしている。

両社は今後、次世代モビリティとして期待されている「空飛ぶクルマ」の実用化による誘客促進や地域活性化等を推進するため、事業スキームや導入エリアなどについて、さらに具体的で詳細な事業可能性の検討を行い、JR九州の持つ鉄道駅や商業施設等などを活用した「空飛ぶクルマ」運航ルート開設の実現を目指す。

連携事項は、展開地域、ビジネスモデル、オペレーションの概要、ビジネスモデルにおける各当事者の役割、想定される需要と収益予測の5項目。

なお、「空飛ぶクルマ」とは、国土交通省が「空飛ぶクルマの運用概念(ConOps)第1版改定A本文」2024年4月23日で、「電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段」としている。