【ニュース】 JR東日本、グループ初となる開発型ファンドを組成、社宅を全面リノベーションし子育て世代向け賃貸レジデンスに 東京都品川区

2024.07.03
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、喜㔟陽一社長)は、同社の社宅を「合同会社JREASTファンド第8号」に売却、JR東日本不動産投資顧問株式会社(東京都千代田区、梅澤卓也社長)が同ファンドのアセットマネージャーとして子育て世代向け賃貸レジデンス「クラシアム大井町」(東京都品川区)にリノベーションする。

JR東日本は今回、これまでの取組みに加え、JR東日本グループ初となる開発型ファンドを組成、新たなファンドスキームを活用することにより、不動産ファンド事業の成長を加速させるという(同ファンド組成後の資産運用規模累計は約2,480億円)。

07031000

同ファンドは、外部パートナーと連携し、「笑顔つながる子育て」をテーマにした賃貸レジデンスの開発・運用を目指す。
なお同施設は、子育てに配慮した優良な集合住宅として「東京こどもすくすく住宅認定制度」に基づく設計認定を取得しているという。

今後は、新築同等仕様へのリノベーションを実施、エントランスではオートロック化・高画質防犯カメラ設置によるセキュリティ向上
、デザイン性の高いルーバー設置や外構部植栽リノベーションによる美観向上など、全面改修を行う。
室内については、キッチン・トイレの更新や暖房換気乾燥機付浴室へのアップグレード、和室の洋室化(一部)等を行うという。

さらに、社宅のリノベーション等に多くの実績を持つ大和ライフネクスト株式会社(東京都港区、竹林桂太朗社長)とともに「笑顔つながる子育て」をテーマにした賃貸レジデンスを目指し、中庭への遊具設置、室内キッズスペース整備、靴・布団が洗濯可能なランドリー設置など、子育て世代を惹きつける充実の共用部を整備するとしている。

「クラシアム大井町」の所在地は東京都品川区大井3丁目18-1、交通はJR京浜東北線「大井町」駅より徒歩11分、JR横須賀線「西大井」駅より徒歩11分。
敷地面積は約3,343㎡、延床面積は約7,099㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造、地上7階・地下1階建。
用途は共同住宅、総戸数は85戸。
入居開始は2025年3月(予定)。
貸主代理は大和ライフネクスト株式会社。