【ニュース】 奈良市、「Park-PFI」等の民間活力の活用を検討するため、中登美ヶ丘近隣公園と黒谷公園を対象にマーケットサウンディングを実施 奈良県奈良市
2024.06.28
奈良市(仲川げん市長)は、「Park-PFI(公募設置管理制度)」等の民間活力の活用を検討するため、同市内の中登美ヶ丘近隣公園と黒谷公園を対象にマーケットサウンディング(市場調査)を実施する。
同市では2022年10月に策定した「公園マネジメント基本計画」の将来像「日常に公園のある暮らし」の実現に向け、公民連携で公園の魅力向上を図っており、今回の同取り組みもその一環。
既存公園のキッズパークへのリニューアルの検討と併せて、事業実施の連携が期待される民間事業者と対話の機会を設けることにより
、公民連携による実現性の高いアイデアやノウハウを提案してもらうとしている。
※写真:福山市中央公園(他自治体での事例)
同市によると、時代の変化に伴い、市民のライフスタイルが変容・多様化することで、都市公園等に対するニーズは利用者層により様々となっており、多くの都市公園等でニーズとサービスの不一致が発生しているという。
同市では今回、キッズパーク化に伴う駐車場整備や遊具設置を同市が行い、民間事業者が実施する収益事業と一体的に検討することができるか、整備の可能性を探るとしている。
なお、他自治体での事例では、飲食店・売店等の収益施設を設置、施設の収益を活用し周辺の整備・改修を行う事業者を公募により選定した公園があるという。
マーケットサウンディング(市場調査)のスケジュールは、2024年6月27日がサウンディング実施要領公表、7月12日~22日が現地確認実施、7月29日が最終質問期限、8月5日が最終質問回答日
、8月19日がサウンディング参加申し込み期限、8月23日が提案書提出期限、8月26日~9月3日がサウンディングの実施、9月中旬が実施結果(概要)の公表。
対象となる公園は、中登美ヶ丘近隣公園(3万96㎡)、黒谷公園(6万242㎡)。