【ニュース】 西武・プリンスホテルズワールドワイドとオリックス・ホテルマネジメント、箱根エリアでそれぞれが展開するホテルなどの運営施設で7月1日より「共同配送」を開始 神奈川県箱根町
2024.06.27
株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド(東京都豊島区、金田佳季社長)とオリックス・ホテルマネジメント株式会社(東京都港区、似内隆晃社長)は、2024年7月1日より、箱根エリアでそれぞれが展開するホテルなどの運営施設で、共通の倉庫から食材を各ホテルにまとめて配送する「共同配送」で協働を開始する。
西武・プリンスホテルズは、2016年に自社の都内ホテルで「共同配送」を開始、これまで箱根・伊豆エリア、西日本エリアと徐々に実施エリアを拡大してきた。
今回初めて、他社ホテルとの「共同配送」を開始する。
「共同配送システム」は、ホテルが食品を仕入れる際、各取引先から各ホテルに直接納品するのではなく、取引先はホテル運営会社が指定した倉庫に納品し、その倉庫から各ホテルが必要な食品のみをまとめて配送するシステム。
西武・プリンスホテルズでは2016年より都内8ホテルを中心に共同配送システムを順次導入、2022年に箱根・伊豆エリア、2024年に京都府・滋賀県を中心とする西日本エリアへと実施エリアを拡大している。
これにより、各取引先は各ホテルへの個別配送が不要となり、ホテルも各取引先との個別対応が不要になるため、双方の業務効率向上につながるという。
また、ホテルへの納品車両の削減により、トラックドライバーの手配を最小限に抑えることが可能となり、物流の「2024年問題」でのドライバー不足の解消や、CO2排出量削減、ホテル近隣の交通渋滞緩和にもつながるとしている。
今回の箱根エリアでの両社による「共同配送システム」の協働では
、こうした社会課題の解決に向け共同で取り組むことにより、地域連携を強化し、観光業の持続的成長への貢献を目指すという。