【ニュース】 神戸市とJR西日本、「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」で連携協定を締結、若年ファミリー世帯の郊外団地への入居と鉄道の利用を促進 兵庫県神戸市
2024.06.26
神戸市(久元喜造市長)と西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)は、「『団地まるごと駅マエ化プロジェクト』の事業連携に関する協定」を締結、若年ファミリー世帯の郊外団地への入居促進と鉄道の利用促進に取り組む。
「団地まるごと駅マエ化プロジェクト」とは、両者が連携し、郊外団地の「駅からちょっと遠い」問題に取り組む実証実験。
同市が運営する若年ファミリー向け賃貸住宅「シティハイツ狩口」(神戸市垂水区)に入居すると、JR西日本の「きっかけエリアパス」と電動シェアマイクロモビリティ「LUUP(ループ)」の利用クーポンを配布する。
同取り組みを通じ、住まいと移動がセットになった「郊外団地をまるごと駅マエ化」する新しい団地ぐらしを提案するという。
同プロジェクトの対象エリアはJR山陽本線「朝霧」駅を基点とする狩口台・明石舞子エリア。
対象世帯は「シティハイツ狩口」に新規入居する若年ファミリー世帯(夫婦年齢合計80歳以下または未就学児のいる世帯)。
対象期間は2024年7月1日~2025年1月1日に入居(別途入居申し込み、申し込み上限戸数に達し次第受付を終了)。
実証実験への参加方法は、対象期間内に「シティハイツ狩口」に入居、専用フォーム(オンライン)より申し込み。
その後、JR西日本の定期券(「明石」~「三ノ宮」通勤6か月)・LUUPの利用クーポン(最大10分×100回分)を郵送。
実証実験のため、1年以上居住し、定期的(3か月に1回程度)なモニタリング(アンケート・インタビューなど)に協力することが要件となる。
LUUPのポート位置は、JR朝霧駅や住宅団地など11ヵ所(主な設置予定場所は「シティハイツ狩口」「UR明石舞子団地」「JR朝霧駅」など)。