【ニュース】 ダイハツ工業と三条市、介護人材確保に向け、同市内介護事業所での共同送迎事業検討のための連携協定を締結 新潟県三条市

2024.06.24
ダイハツ工業株式会社(大阪府池田市、井上雅宏社長)と三条市(滝沢亮市長)は2024年6月21日、介護人材確保に向け、同市内介護事業所での共同送迎事業検討のための連携協定を締結した。
両者は今後、同協定に基づき、同市内介護事業所での共同送迎事業の受容性調査と、地域に合わせて最適化した運営体制の検討を開始する。

ダイハツはこれまで、「少子高齢化」「地域活性化」といった社会課題の解決に向け、福祉介護領域での新たなモビリティサービスの取組みを進めてきた。
その一つが、共同送迎を起点に介護人材不足の解消と高齢者の移動手段確保の実現を支援する仕組み「福祉介護共同送迎サービス ゴイッショ」で、2022年4月より全国の地方自治体を対象にサービスの提供を開始、現在は香川県三豊市で多くの人々が利用しているという。

ダイハツは今後、同連携協定に基づき、複数の介護事業所が参加する共同送迎の検討を推進するため、介護施設の業務課題の見える化と、運営体制の事業成立性の検証、サービス導入判断の支援を実施。

サービス導入が決定した場合、次のステップとして、地域の需要に合わせて最適化した運営体制の実現を目指し、運行開始に向けたロードマップ策定、運営フロー・マニュアル化構築、各研修実施から、各施設や交通事業者との調整・交渉等の支援を予定しているという。