【ニュース】 島根県立古代出雲歴史博物館、企画展「荒神谷発見!-出雲の弥生文化-」を7月12日より開催、荒神谷発見40周年で出雲の弥生文化に焦点 島根県出雲市
2024.06.18
「島根県立古代出雲歴史博物館」(島根県出雲市、多根純館長)は
、企画展「荒神谷発見!-出雲の弥生文化-」を2024年7月12日より開催する。
荒神谷遺跡(出雲市斐川町)では、昭和59年(1984)の夏、358本の銅剣が発見され、さらに翌年、銅鐸6個・銅矛16本が出土。
この発見により、それまで神話や古代史から描かれていた古代出雲のイメージは大きく変わったという。
今回の同企画展は、荒神谷発見40周年の節目の年に、最新の研究成果を踏まえ、あらためて出雲の弥生文化に焦点を当てるもの。
島根県内で近年行われた発掘調査の成果を通じ、水田農耕や狩猟・漁労、住まいやモノ作りなど、弥生人たちの生活の実態を解き明かすとしている。
合わせて、出雲で玉作りが本格化し、遠く離れた九州・朝鮮半島との広域交流を行っていた様子、また争いが起こっていたことを示す資料も紹介。
さらに、弥生人がまつりの道具として採用した青銅器の、製作から使用に関わる資料を示し、出雲の青銅器大量埋納の謎に迫るという。
企画展「荒神谷発見!-出雲の弥生文化-」の会期は2024年7月
12日~9月8日(7月16日、8月6日・20日、9月3日は休館)。
開館時間は9時~18時(最終入館17時30分、7月12日は開会式開催のため同展覧会会場のみ10時開場)。
会場は同博物館特別展示室。
期間中は、学識経験者による関連講座(定員各60名、参加無料、要事前申込、オンライン参加可能)、ギャラリートーク(定員20名、学芸員による展示解説)、スタンプラリーなどを実施するという。
「島根県立古代出雲歴史博物館」の所在地は島根県出雲市大社町杵築東99番地4(出雲大社東隣)、交通は一畑電車「出雲大社前」駅より徒歩7分、一畑バス「古代出雲歴史博物館前」バス停下車後すぐ。
観覧料は一般700円、大学生400円、小中高生200円。