【ニュース】 Keeylsと奥州市、旧大型商業施設「メイプル」の活用で連携協定を締結、市街地の賑わい創出へ向けテナント構成や建物運用方法を検討 岩手県奥州市

2024.06.17
Keeyls株式会社(東京都渋谷区、大貫功二社長)は、奥州市(倉成淳市長)が民間提案の募集を行っていた旧大型商業施設「メイプル」(岩手県奥州市)のアセットマネジメントプラン設計業務で事業者として選定され、2024年6月10日付で同市と「メイプル活用等に関する連携協定」を締結した。

同市は、同市水沢市街地のシンボルとして長年市民に親しまれてきた旧大型商業施設「メイプル」について、 民間のノウハウや資金等を活用し、賑わい創出の拠点として再生・活用するとともに、同市の財政負担の抑制や将来の民間譲渡を実現するため、2024年3月よりアセットマネジメントプランを提案する民間事業者を募集していたという。

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一方同社は、カギのリモート受け渡しシステム「KEY STATION」を含めた独自の業務DXソリューションを提供してきた。
同ソリューションでは、周辺業務の効率化により、顧客とのコミュニケーションやユーザー満足度向上等、事業者が注力すべき業務に人手を集中させることが可能となるため、宿泊事業や不動産業等の民間事業者だけでなく、小学校の体育館や市役所施設の運営を行う地方自治体にも幅広い導入例があるという。
今回の募集では、同社が蓄積した不動産アセットマネジメントのノウハウを活用できるものと考え、応募したとしている。

同社は今後、同市街地のシンボルとして長年市民に親しまれてきた同施設について、同市街地の賑わい創出拠点として、「モノの拠点からヒトの拠点へ」というコンセプトの下、テナント構成や建物運用方法を検討。
不動産としての価値向上を実現し、将来的な民間譲渡も視野に入れたプランを作成するほか、民間資金やノウハウを活用することによって同市の財政負担を抑制し、将来に渡って持続可能な運用を実現するとしている。

「メイプル」の所在地は岩手県奥州市水沢横町地内。
敷地面積は6,346.45㎡、延床面積は1万9,638.06㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地下1階付5階建。
築年は昭和60(1985)年(築39年)。