【ニュース】 グリーンコープ生活協同組合くまもと・南阿蘇村・南阿蘇村社会福祉協議会の3者、「移動販売並びに見守り活動に関する協定締結式」を6月17日に実施 熊本県南阿蘇村 

2024.06.14
西日本を中心に16の生協で構成する一般社団法人グリーンコープ共同体(福岡市博多区、日高容子代表理事)に属するグリーンコープ生活協同組合くまもと(熊本市西区、小林香織理事長)・熊本県南阿蘇村(吉良清一村長)・南阿蘇村社会福祉協議会(熊本県南阿蘇村、荒牧カヨ子副会長)の3者は、「移動販売並びに見守り活動に関する協定締結式」を2024年6月17日に実施する。

同村は、高齢化率が43%に達するなど交通弱者や買い物困難者の数が年々増加していることに加え、スーパーマーケットなどの買い物ができる場所も少ない状態となっているという。

こうした状況を受け、グリーンコープ生協くまもとでは、熊本地震後、復興支援として災害公営住宅を中心に移動販売を実施してきた。
熊本地震から8年が経過したが、高齢化などで移動販売や高齢者などの見守りの必要性がさらに高まっている中、今回の同協定締結により、3者の協力関係を強固なものにするとしている。

同協定の目的のち、「買い物支援」では、高齢などによって買い物が困難になっている人々に買い物の場を提供。
さらに、買い物のために地域の人々が集うことで、地域の交流活性化も図ることができるとしている。

「見守り支援」では、定期的に移動販売を行うことで、住民の異変・生活上の支障・犯罪被害などに気付くことができることから、こうした懸念が生じた際には、いち早く村や社会福祉協議会などに情報提供することで、問題の早期発見と対応が可能になるという。

移動販売は毎週火曜日に災害公営住宅を中心に実施、必要に応じ、その他の場所で実施することも予定している。

なおグリーンコープ生協くまもとでのこうした協定締結は、熊本県球磨村に続き、2例目になるという。