【ニュース】 電通とエンジョイワークス、金沢大学と共同で観光デザイン学類の「観光プロジェクト演習」を開設、授業を開始 石川県金沢市

2024.06.13
株式会社電通(東京都港区、佐野傑社長)と株式会社エンジョイワークス(神奈川県鎌倉市、福田和則代表)の協業プロジェクトで、使われていない「蔵」を宿泊施設にリノベーションする「The
Bath & Bed Team」は、国立大学法人金沢大学(石川県金沢市、和田隆志学長)と共同で、観光デザイン学類の「観光プロジェクト演習」を開設、2024年6月12日より授業を開始した。

同大学は、2024年度より観光デザイン学類の定員を拡張、観光分野での人財育成を強化しているという。
今回開講する同演習は、石川県の重要産業となっている観光関連産業の発展、経済の好循環を創出する場として、さまざまなカリキュラムを学生に提供。
同プロジェクトが掲げる「まちと繋がる」というコンセプトや、事業を通して培ったノウハウなどを取り入れた「まちと繋がる観光ビジネス」について学ぶ場となり、同県をはじめとした周辺の観光業をけん引する専門人財を育成、地方創生への貢献を目指す。

なお同演習は、同大学と国内電通グループの1社・株式会社電通西日本(大阪市北区、宇治田達代表)の北陸支社が共同でイベントや授業のプロデュースなどを行ったことを契機に実現したという。

正式科目名は観光プロジェクト演習「まちと繋がる観光ビジネス」。
講師は堤敦朗氏(金沢大学融合研究域融合科学系・教授、先端観光科学研究所長)、福田和則氏(エンジョイワークス代表)、森口哲平氏(電通BXクリエーティブセンター、The Bath & Bed Team ブランディング・ディレクター)。

カリキュラムでは、観光事業や宿泊施設などのフランチャイズの仕組みの理解や、事業を行う際に必要な企画力の向上、ブランディングの手法、資金調達のためのクラウドファンディングのコミュニケーション方法や、オウンドメディア運用手法の習得など、あらゆる実践的なスキル獲得を目的とした講義を行う。
また、宿泊施設となり得る「蔵」探しや、その蔵を宿泊施設に生まれ変わらせるプロセスに並走するほか、宿泊者がまちと繋がる体験創造までの実習を予定しているという。