【ニュース】 大府市、「東京おもちゃ美術館」のコンテンツを取り入れた「おもちゃ美術館」を整備、6月議会で補正予算案を上程予定 愛知県大府市
2024.0529
大府市(岡村秀人市長)は、遊びと体験を通じて子どもたちの創造力と豊かな感性、主体性を育む場を創出し、天候に左右されることなく、屋内で安全に遊ぶことができる施設として「おもちゃ美術館」を整備する。
同美術館は、特定非営利活動法人芸術と遊び創造協会(東京都新宿区、多田千尋理事長)が運営する「東京おもちゃ美術館」(東京都新宿区)のコンテンツを取り入れたもの。
関連費用については、6月議会で補正予算案を上程する予定としている。
同協会が展開する「おもちゃ美術館」は、郷土の自然や文化と遊びが融合した交流型ミュージアム。
「家族を中心とした多世代交流」「森林文化の継承と木育推進」「市民性創造と地域コミュニティの形成」をコンセプトに、官民問わず、様々な組織が設立・運営を行っており、2023年時点で全国12館の美術館が誕生しているという。
一方同市は、令和5年8月に策定した「おおぶこども輝く未来応援八策」で、多様な遊び、文化芸術・スポーツを通じて創造力と豊かな感性を養う「こどものための屋内遊戯施設」の整備を位置付けている。
また、令和5年7月には長野県王滝村・木曽町と「水源の森林の保全・育成に関する連携協定」を結び、現在、子どもたちが人と木と森との関わりを学び、木特有の木目・手触り・重さ・音・香りなどを五感で感じながら、創造力と感性を養う「木育」を推進しているという。
「おもちゃ美術館」整備関連費用(6月補正予算)の内容はおもちゃ美術館整備・運営計画策定業務委託。
施設候補地は大府市横根町狐山97-3(大府市デイサービスセンターを改修)。
補正予算額は歳出:1,294万7,000円。
整備スケジュールは、令和6年度がおもちゃ美術館整備・運営計画策定業務委託(6月補正)・駐車場用地交渉、令和7年度が実施設計、令和8年度が改修工事・駐車場整備工事・玩具等制作、令和9年度が開館(4月予定)。