【ニュース】 豊見城市など5者、自動運転バスに関する包括連携協定を締結、2024年度内に同市内一周バスの一部を自動運転バスで運行する実証実験を予定 沖縄県豊見城市
2024.05.29
豊見城市(徳元次人市長)・第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区、田中亮一郎社長)・株式会社電脳交通(徳島県徳島市、近藤洋祐代表)・株式会社ティアフォー(名古屋市中村区、加藤真平代表)・日本電気株式会社(東京都港区、森田隆之社長)の5者はこのほど、同市での交通課題解決に向けた自動運転バスに関する包括連携協定を締結した。
今回、5者の連携により、現在運行している同市内一周バスで自動運転バスのレベル4による運行を実現し、同市での公共交通手段の確保や、公共交通の利便性向上による地域活性化を目指す。
なお第一交通・電脳交通・NECの3社は、2024年3月に自動運転技術での業務提携に関する基本合意書を締結している。
5者は今後、自動運転サービスの実装に向け、2024年度の国土交通省「地域公共交通確保維持改善事業」に申請準備を進め、2024年度内に同市内一周バス(105番)の一部を自動運転バスで運行する実証実験を行う予定。
将来的には、運転手不足という課題の解決と同時に、同市の地域住民や観光客にも長期的に安全・安心の自動運転バスサービスの提供ができるよう、取り組みを進めるとしている。
2024年度の実証実験では、ティアフォーの自動運転バス車両
「Mini bus」を使用予定。
2024年度の実証実験での運行ルートは、第一交通産業グループの株式会社琉球バス交通が運営する同市内一周バス(105番)の一部を対象路線として検討している。
予定運行ルート(一部抜粋)、豊崎美らSUNビーチ前~道の駅豊崎~アウトレットモールあしびなー前~豊見城市役所前~総合公園前~豊見城南高校前~豊崎美らSUNビーチ前(一部区間に手動走行を含む)。
役割分担は、豊見城市が自動運転の社会実装に向けた全体総括・地域コミッティ設置運営等、第一交通が自動運転バスの役務提供・将来的な自動運転事業の運営など等、電脳交通が自動運転車両の遠隔監視者の提供等、ティアフォーが自動運転車両およびシステム等自動運転に関する技術情報の提供、NECが全体の事業企画・推進と自動運転サービスプラットフォームの提供等。