【ニュース】 枚方家具団地協同組合、家具をイメージしたバス待ちベンチの完成記念セレモニーを6月9日に開催 大阪府枚方市
2024.05.29
家具関連の組合員57社(2024年5月28日現在)で構成する枚方家具団地協同組合(事務所:大阪府枚方市、藤川龍磨理事長)は、家具をイメージしたバス待ちベンチの完成記念セレモニーを2024年6月9日に開催する。
同組合は、1962年に家具の一大工業地帯として誕生し、ピーク時は25店舗の家具の小売店が立ち並んだものの、現在は小売店15店舗、組合の加盟社も約150社から57社へと規模の減少が進んでいるという。
こうした中、2027年度に新名神高速道路が開通するのに伴い、周辺の道路整備が行われ、同団地内のバス停2カ所の移設が決定。
その際、同市、バス停を所有する京阪バスより、大阪府の「都市緑化を活⽤した猛暑対策事業」の情報を得て、家具のまちらしいバス停空間を作るため、補助⾦を活⽤しながらバス停そばにベンチを完成させたとしている。
バス停は、移設が2カ所(家具町一丁目、峠)、リニューアルが1カ所(家具町二丁目)の合計3カ所。
ベンチのデザインを考えるにあたり、同組合のほか、地域の人々を招き、3回にわたって話し合いを行い、意見を出し合ったという。
ベンチは、現代家具に幅広く使われている「集成材」で製作。
集成材は、丸太を板状に切り分け接着剤で再構築した材料で、無垢材と比べ反りにくく、丈夫な点が特徴。
暑い日も寒い日も、バスを待つ皆さまをしっかりと受け止める頑丈なベンチだという。
「峠」「家具町一丁目」のバス待ちベンチは、中央に向かうほど背もたれが上に高く伸びていくイスのようなベンチで、最も高いところでは高さ約2.7mとなる。
「家具町二丁目」のバス停は、背もたれが徐々になくなり、1本の角材へと変わっていくデザインとした。
これらのバス停では、樹木植栽や日除けの設置により、夏にはバスを待っている間、日差しを避けられるほか、バスを利用しない人の休憩やコミュニケーションスペースとしても利用可能としている。
「家具のまちバス待ちベンチ」完成記念セレモニーの開催日時は
2024年6月9日の10時~11時。
開催場所は枚方市長尾家具町「峠」バス停付近(大阪府枚方市長尾家具町1、枚方信用金庫家具町支店対面側)。
内容はオープニング動画放映、主催者挨拶、記念演奏、来賓紹介・挨拶、記念品贈呈、テープカット・除幕式、記念撮影。