【ニュース】 カナメ、浅草寺仲見世の屋根の全面改修工事を6月1日~2025年3月31日の10ヶ月で実施 東京都台東区

2024.05.28
株式会社カナメ(栃木県宇都宮市、吉原正博社長)は、聖観音宗 総本山 浅草寺(東京都台東区)仲見世の屋根の全面改修工事を実施する。
2024年6月1日~2025年3月31日の10ヶ月の期間で、屋根の整備工事を行うというもの。
対象は、浅草寺の雷門から宝蔵門までの参道に並ぶ仲見世13棟の屋根面積2,138㎡。

現在の仲見世は、国内で最も古い商店街の1つ。
年間延べ3,000万の人々が訪れる日本を代表する観光スポットとなっており、昭和20年(1945年)の東京大空襲で一部焼失したが、戦後に補修し、現在の姿になったとしている。

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今回の屋根整備工事では、建物の老朽化によって発生していた一部店舗の雨漏れの修復と共に、建物の安全性を高めるため、全面葺き替えを実施。                                           屋根材は、神社仏閣で使用されている銅板カナメ一文字葺きが採用された。
同屋根材は、耐久性が高く加工がしやすい銅板で、均整のとれた直線の美しさと滑らかな曲線が特徴。
「特殊ハゼ構造」により、豪雨などによる雨水の侵入を強力に防ぐ
、水密性に優れた屋根材でもあるという。

なお、工事期間中も仲見世は通常通り営業を行う。
同社では、安全対策を徹底し、細心の注意を払って工事を進めるとしている。