【ニュース】 オリックス不動産、同社最大のマルチテナント型物流施設「厚木Ⅲロジスティクスセンター」を竣工、契約率100%で稼働を開始 神奈川県愛川町

2024.05.27
オリックス不動産株式会社(東京都港区、深谷敏成社長)はこのほど、同社最大の延床面積(18万1,613.22㎡)を有するマルチテナント型物流施設「厚木Ⅲロジスティクスセンター」(神奈川県愛川町)を竣工した。

同物件は、圏央道「相模原愛川」ICより約3.8kmの神奈川県内陸工業団地内に位置し、首都圏への配送だけでなく、圏央道を利用した北関東への配送や、東名高速自動車道・中央高速自動車道の利用による西日本への広域配送も可能。
竣工時点で5社と賃貸借契約を締結しており、契約率100%で稼働を開始するという。

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同施設の建物は、地上6階建ての免震構造。
各階に直接アクセスが可能なダブルランプウェイを採用し、全ての階に55台が同時接車できるトラックバースを備えた。
最大2万6,022.83㎡のワンフロア利用が可能で、効率的な物流オペレーションを実現するとしている。

また、テナント企業の多様なニーズに応えるため、敷地内には「危険物倉庫」を併設。
化粧品やアルコール類など、一般倉庫では保管できない消防法上の指定数量以上の危険物を保管することができるという。

屋上には太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力を施設全体に供給するほか、年間の一次エネルギー消費を実質的にゼロとする「ZEB」認証を取得するなど、テナント企業の環境配慮へのニーズにも応えた。

6階共用部には、昼食や休憩などに利用できる約240席の「カフェラウンジ」を設置、同ラウンジ内には無人コンビニも設置した。
一部の倉庫区画には空調を実装するなど、働きやすい環境を備えたとしている。

さらに敷地内には、生物多様性の保全と地域共生の観点から、既存緑地を保存しながら季節感のある「四季の庭」を設置。
「四季の庭」にはテラス席を用意し、昼食や休憩の際にリラックスした時間が過ごせる空間を提供するという。

「厚木Ⅲロジスティクスセンター」の所在地は神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4025番1他(神奈川県内陸工業団地内)、交通は首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川」ICより約3.8km、首都圏中央連絡自動車道「圏央厚木」ICより約5.3km、JR相模線「原当麻
」駅より約4.3km。
敷地面積は7万5,544.56㎡、延床面積は18万1,613.22㎡。
構造・規模はRCS造・地上6階建て、免震構造。
駐車場台数は普通車493台、大型トラック待機場55台。