【ニュース】 東急不動産、地域共生型施設「TENOHA松前」をオープン、地域活性化に向けた新しいまちづくり拠点 北海道松前町

2024.05.23
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)は、地域共生型施設「TENOHA松前」(北海道松前町)の本体建物工事を完了
、2024年5月15日にオープンした。

同施設は、主要幹線道路となっている国道228号線「松城」バス停隣接地に位置し、国道228号線と歴史的な景観が特徴のメインストリート「城下通り」をつなぐ町の玄関口とも言える立地。
北側には北海道唯一の日本式城郭「松前城」が、南側には津軽海峡を望む海への眺望が広がるとしている。
同町が誇る街並みとの調和を重視し、木造2階建で城下通りの景観ルールを踏襲したデザインを採用したという。

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同社は、2019年より同町で陸上風力発電事業を展開してきた。
また同町とは2019年12月に「再生可能エネルギー事業の推進と地域活性化」に関する協定を締結、連携しながら地域振興とまちづくりの発展に取り組み、2023年3月には両者で共同作成した将来ビジョン「スマートシュリンクSXビジョン」を策定、現在も官民連携で持続可能なまちづくりに向けた取組を継続しているという。

今回、同社が展開する風力発電事業の最重要拠点として、また、地方創生と地域共生型の先端まちづくりの拠点として、同町に自社所有拠点を構えることにより、陸上風力発電事業の更なる拡大と、企業と町の連携したまちづくりを進めていくとしている。

開発にあたっては、同社の同町での事業拡大に向けての事務所拡充に加え、同町の地域課題解決につなげる街づくり拠点化に向け、同町や町内関係者と対話を重ねて計画案の作成を進めてきた。
設計にも「松前町らしさ」を重視、城下通りの外観デザインルールに基づく外観とし、内外装材を中心に同町の地元産材「道南杉」を使用。
室内にもふんだんに緑を取り入れ、緑を感じながら心地よく過ごせる計画としたほか、北海道を代表する桜の名所となっている同町より桜の幼木の受贈を受け、同物件のシンボルツリーとして植樹し、同町が誇る桜の魅力に触れるきっかけ作りを行うとしている。

「TENOHA松前」の所在地は北海道松前郡松前町松城35-4。
敷地面積は約1,640㎡、延床面積は約496㎡。
構造・規模は木造スレート葺・地上2階建。
用途は事務所・コワーキングスペース・ラウンジ・SOHO。