【ニュース】 narrative、橿原市の重要伝統的建造物群保存地区・今井町で「共利共生」をテーマにした食の複合施設「narawashi nagaya」を6月1日にオープン 奈良県橿原市
2024.05.22
古民家再生業務全般を手掛ける株式会社narrative(奈良県奈良市
、大久保泰佑代表)は、橿原市の重要伝統的建造物群保存地区・今井町で、「共利共生」をテーマにした食の複合施設「narawashi nagaya(ならわし・ながや)」を2024年6月1日にオープンする。
同施設は、重要伝統的建造物群保存地区にある築約150年の豊田長屋(2軒4戸)を改修したもの。
地域に眠る古民家と地域土着の食文化を交錯させ、唯一無二の食の物語(narrative)を紡いでいく枠組み「narrative gastronomyプロジェクト」の一環として、生産者と消費者が直接つながる「共利共生の場」の役割を担うとしている。
奈良県は、人口あたりの飲食店数や宿泊施設数が少なく、また志賀直哉の随筆「奈良」の一節が誇張され、「奈良にうまいものなし」という言葉が有名になってしまうなど、ガストロノミーでは遅れをとっているという。
こうした中、同プロジェクトでは、2018年開業のSAKE HOTEL「NIPPONIA HOTEL 奈良ならまち」(奈良県奈良市)を皮切りに、2020年には醤油蔵を再興した宿泊施設「NIPPONIA 田原本マルト醤油」(奈良県田原本町)をオープン。
2022年には、廃銭湯の復活を中心に地元の酒蔵と協業した「泊・食・湯」分離の分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」(奈良県御所市)を開業するなど、奈良の文化と古民家を活かした事業を推進してきたという。
「narawashi nagaya(ならわし ながや)」の所在地は奈良県橿原市今井町3丁目6-51、交通は近鉄橿原線「八木西口」駅より徒歩15分。
営業時間は10時~19時(各店舗の営業時間はサイトを要確認)。
出店店舗は、リストランテ「dulce communico(ドゥルケ コムニコ)」、奈良の地酒を中心に地元の名品を扱う「narawashi
store(ならわし ストア)」、奈良の食材を使用したポップアップレストランを開催予定の「chef in nagaya(シェフ イン ナガヤ
)」、プロ仕様キッチンを備えたレンタルスペース「narawashi kitchen(ならわし キッチン)」の4店舗。