【ニュース】 三井不動産、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉」を竣工、中部圏での「中継輸送」ニーズに対応 愛知県岩倉市
2024.05.21
三井不動産株式会社(東京都中央区、植田俊社長)は2024年5月
15日、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉」(愛知県岩倉市)を竣工した。
同施設は、いわゆる「物流の2024年問題」の解決策のひとつとされてる「中継輸送」の拠点となる立地。
同日に着工した「三井不動産ロジスティクスパーク一宮」(愛知県一宮市)を含めると、同社による中部圏での物流施設は5件となり
、「中継輸送」ニーズの高まりに応えるという。
今回竣工した同施設では、同社の物流施設ならではの充実したスペックを備え、働きやすい環境を提供し、物流業界や地域の課題解決に寄与するとともに、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
同施設は、敷地面積約3万5,000㎡、延床面積約6万㎡、地上4階建、ランプ方式、マルチテナント型の物流施設。
名神高速道路「一宮」IC・名古屋高速一宮線「西春」ICに近接し、首都圏と関西圏を繋ぐ「中継輸送」拠点や中部圏内陸部の産業集積地「尾張北部地区」への配送拠点にも適しているという。
BCP対応として、72時間の非常用発電設備と備蓄倉庫を完備するほか、施設の従業員およびワーカーが快適に休憩しリフレッシュできる「ラウンジ」「バルコニー」や24時間対応可能な無人コンビニ等を設置し、快適で働きやすい環境を提供するほか、「中継輸送」のドライバー乗り換え時の待機スペース利用としても快適な環境を提供するとしている。
また、地域に開かれた施設として、防災拠点・憩いの場などを整備。
南西敷地の一部に、隣接する五条川の散策者が憩えるスペース(自主管理公園)、地域住民が利用できる会議室、災害時の拠点となる「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」などを整備したという。
さらに、屋上に太陽光パネルを設置し施設内共用部へ給電するなど環境へも配慮、DBJ Green Building認証(4つ星)や「ZEB」認証を取得もしくは取得予定としている。
「三井不動産ロジスティクスパーク名古屋岩倉」の所在地は愛知県岩倉市川井町下田南1番地9。
敷地面積は3万5,121.16㎡、延床面積は5万9,860.31㎡。
構造・規模はRCS造・地上4階建て。
竣工は2024年5月15日。