【ニュース】 三菱地所、「イムズ」跡地で計画中の「(仮称)天神1-7計画」で新築工事に着手、オフィス・ホテル・商業の複合ビル開発 福岡県福岡市
2024.05.17
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)は2024年5月
15日、計画中の「(仮称)天神1-7計画」(福岡市中央区)で安全祈願祭を実施、新築工事に着手した。
同計画は、同社初の都心型商業施設だった「イムズ」跡地で新たに開発する、オフィス・ホテル・商業を用途とする複合ビル開発プロジェクト。
2022年8月に福岡市による「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けており、2026年12月末の竣工を予定している。
開発コンセプトは「福岡文化生態系~福岡のあたらしい文化を共に創造し続ける~」。
同計画のうち、オフィス部分では、総面積約8,000坪、基準階面積約790坪、想定就業者数約3,000人のオフィス空間を整備。
ホテル部分の「エースホテル」は、192室の客室に加え、1~2階にラウンジ・カフェバー・レストラン・ギャラリー、3階にMICE対応が可能なファンクションルーム・ミーティングルーム、19~
20階にルーフトップバーを設置するという。
地下2階から2階にかけては、約1,100坪の商業ゾーンを展開する。
また、建物外周部では、パブリックアートやベンチ等の休憩施設を設置するほか、公共空間を美装化、豊かで潤いのある空間を形成し、駐車場車路をワンビルと共用することで、地上部の車両混雑に配慮するとともに、福博であい通りでは歩車分離された安全な歩行空間を確保するとしている。
さらに、同社グループのMEC Industry株式会社(鹿児島県湧水町、小野英雄社長)が製造する九州産の木材を使用したCLTパネルを建物外装に約450㎥使用、地産地消の実現・森林保全・林業振興にも貢献するという。
「(仮称)天神1-7計画」の所在地は福岡市中央区天神1丁目326番1他(地番)。
敷地面積は約4,640㎡、延床面積は約7万3,960㎡。
構造・規模は地上鉄骨造・地下鉄骨鉄筋コンクリート造、地上21階・地下4階。
用途は事務所・ホテル・店舗・駐車場。
竣工は2026年12月末(予定)。