【ニュース】 北菱電興と金沢工業大学、包括連携協定締結式を5月20日に同大学扇が丘キャンパス Challenge Labで開催 石川県金沢市
2024.05.13
北菱電興株式会社(石川県金沢市、小倉一郎社長)と金沢工業大学(石川県野々市市、大澤敏学長)は、包括連携協定締結式を2024年5月20日に同大学扇が丘キャンパス Challenge Lab(石川県野々市市)で開催する。
両者は、共同研究として2018年から取り組んだ「いちごの成長制御を目的とした圃場全体の制御システムの研究開発」をきっかけに、人材育成の面で活発な人的交流を進めてきたという。
また、同大学が社会人を対象に実施している多数の「リスキル・リカレント教育」(DXなどの新たにスキルを習得するプログラム)にも、同社の社員が積極的に参加。
社員と学生が「世代・分野・文化」を超えて共に学び合い、刺激を受け合う貴重な機会になっているという。
さらに、同大学が国内に先駆けて企業と共に推進している独自の「KITコーオプ教育プログラム」では、学生が数ヶ月間にわたって同社の社員となり、同社の問題発見・解決に取り組むことで、キャンパス内の学びだけでは得られない大きな成長を遂げるとともに、メンターとして学生の指導を担う同社社員にとっても視野を広げる機会となっているとしている。
今回締結する包括連携協定で同社は、社内でのコーオプ教育や社会人のリスキルを社内に広げていきながら、会社全体で主体的に議論できる組織への転換をはかるとともに、さらに同社がロールモデルとなることで、他の企業を含む社会へと取り組みを広げ、同社にとどまらない「知の往還」とオープン型の「開かれた人材育成」の実現を目指す。
一方、同大学は、成長分野のDX・GX・SXを牽引するイノベーション人材の育成を産学連携による社会実装型教育研究によって実現できるほか、将来的には同大学が産学連携による人材育成の「ハブ」になることを目指すという。