2024.05.13
不動産開発事業などを手掛ける株式会社山中商事（京都市南区、山中隆輝代表）は2024年5月12日、京都市と連携した脱炭素街区
「composition colors iwakura」（京都市左京区）でモデルハウスをオープンした。

同街区は、環境省が進める「脱炭素先行地域」に選定された同市の取り組みとして、脱炭素街区エリアに指定されており、ここで建てられる全ての住宅はZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）基準を満たすとしている。
全14戸からなる街区で、設計は京都工芸繊維大学でデザイン・建築学教授を務める長坂大氏が担当するという。

また同街区は、美しい景観や街並みを守るため、第3種風致地区に指定されており、建蔽率が40％に制限されているほか、建築物自体にも厳しい規制を設定。
その土地を最大限に生かし、都市部の住宅のような塀で囲う家ではなく、暮らす人たちが自然と調和し、街全体の群としてゆとりをもって楽しむことができるという。
継続的に街の景観を維持していくため、植栽のメンテナンスを住宅引き渡し後も行うとしている。

モデルハウス（F号地）は、細長い小道をくぐり抜けた先に、ダイナミックな「土間」が広がる家。
2階からは比叡山を眺望可能で、家中どこからでも自然の彩りを感じる建築と風景が一体化したデザインになっているという。

「composition colors iwakura」の所在地は京都市左京区岩倉南三宅町、交通は叡山電鉄鞍馬線「八幡」駅より徒歩2分、京都市営地下鉄烏丸線「国際会館」駅より徒歩8分。
区画数は建築条件付14区画。
宅地面積は192.62㎡～265.74㎡。
モデルハウス（F号地）は敷地面積265.26㎡、延床面積153.36㎡。