【ニュース】 「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」、能登半島地震で被災した伝統工芸の復興支援に向けた特別展「能登半島地震復興支援 珠洲焼特別展」を5月11日~25日に開催 石川県珠洲市

2024.05.09
一般社団法人金沢クラフトビジネス創造機構(石川県金沢市、福光松太郎理事長)が運営する「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」(東京都中央区)は、2024年5月11日~25日の期間、能登半島地震で被災した伝統工芸の復興支援に向けた特別展「能登半島地震復興支援 珠洲焼特別展」を開催する。

同特別展では、珠洲市の伝統工芸品「珠洲焼」を展示。
珠洲焼作家で構成する「珠洲焼創炎会」の会員作家6名による、約60点の作品を展示・販売する。

「珠洲焼」は、平安時代末期から室町時代後期にかけて約400年間、現在の同市を中心に生産された、中世日本海文化を代表する焼き物。
1979年、約500年の眠りの時を越えて発祥の地で再興、かつての技法を受け継ぎ、強還元焔による灰黒色の無釉焼き締めを基本としながら、薪窯・灯油窯・ガス窯それぞれの特色を生かし、伝統の上に現代の技を加え、多様な作品が作られているという。

「珠洲焼創炎会」は、「珠洲焼」の振興発展を目指し、1988年に設立された陶工集団。
歴史を古陶に学び、技巧を次の世代へつなげ、珠洲焼の魅力を広く発信することを目的に、行政とも連携して様々な活動を行っているとしている(会員数は2024年1月1日時点で38名)。

開催初日は、出展作家3名と珠洲焼創炎会会長の篠原敬氏が在廊し、展示作品の説明や珠洲焼について来店者に直接紹介する。
なお、同展覧会では、出展者への支援として、販売手数料等を免除するとしている。

「能登半島地震復興支援 珠洲焼特別展」の開催日時は2024年5月11日~25日11時~19時(最終日は16時まで)。
会場は「KOGEI Art Gallery 銀座の金沢」(東京都中央区銀座
5-1-8 銀座MSビル)2階。
入場無料。