【ニュース】 JR西日本など、「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発事業」が国土交通大臣から民間都市再生事業計画として認定 兵庫県神戸市

2024.04.30
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、長谷川一明社長)・JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、藤原嘉人社長)・JR西日本SC開発株式会社(大阪市北区、橋本修男社長)・大阪エネルギーサービス株式会社(大阪市北区、根木泰司社長)の4社は、「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発事業」が国土交通大臣から民間都市再生事業計画として認定を受けたと発表した。
同事業は、JR西日本・独立行政法人都市再生機構(横浜市中区、石田優理事長)・JR西日本不動産開発の3者が共同で推進しているもの。

同事業計画地は、神戸市の都心の中核として、複数の交通機関の結節点となる「三宮」駅周辺の中心に位置。
周辺では三宮クロススクエア、新たなバスターミナル、三宮駅周辺歩行者デッキなどの整備が進められており、三宮周辺地区の「再整備基本構想」や神戸三宮「えき≈まち空間」基本計画でも円滑な乗り換え動線の快適化などの交通結節機能の強化と、駅とまちをつなぐ歩行者交通機能の強化、玄関口にふさわしい景観形成等の実現が掲げられているという。

同事業計画では、神戸の玄関口にふさわしく、地域のランドマークとなる都市空間を形成し、新駅ビル内外に都市計画の交通広場や通路等を立体的・連続的に配置することで、交通結節点機能と歩行者交通機能の強化を図るとしている。

あわせて、神戸の魅力を発信、体感できる商業施設や宿泊施設の他、同市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指した業務施設、駅前広場などの公共施設による複合再開発を実施し、さらなる魅力と新たな賑わいの創出を目指す。
また、屋上広場の緑化、災害時の一時滞在空間、備蓄倉庫の整備等により、環境負荷の低減や防災機能の強化にも寄与するという。

なお、新駅ビルの運営事業者等が新たに決定、商業施設はJR西日本SC開発、熱供給事業は大阪エネルギーサービスが運営するとしている。