【ニュース】 東商センタービルマンション建替組合など、「東商センタービルマンション建替事業」を着工 東京都台東区

2024.04.23
東商センタービルマンション建替組合(東京都台東区、安倍信行理事長)と、同組合に参加組合員として参画している日鉄興和不動産株式会社(東京都港区、三輪正浩社長)・東京建物株式会社(東京都中央区、野村均社長)は2024年4月22日、同組合が施行する「東商センタービルマンション建替事業」(東京都台東区)を着工した。

現建物「東商センタービル」(1970年竣工)は、JR中央・総武線「浅草橋」駅より徒歩6分、都営浅草線「浅草橋」駅より徒歩約5分の隅田川沿いに建つ、地上10階・地下1階、事務所・展示場・住宅で構成された複合ビル。

04231000

同事業の施行にあたっては、2010年から現建物の老朽化と耐震不安を解消するために建替え検討を開始し、2018年の建替推進決議で事業協力者として日鉄興和不動産・東京建物を選定。
2022年に建替え決議が可決、2023年1月に同組合の設立が認可され、2023年7月の権利変換計画認可を経て、2023年10月に解体工事に着手していた。
今回、地下解体工事を含む本体工事着手に至ったとしている。
なお、同事業は、国土交通省の令和4年度「マンションストック長寿命化等モデル事業」の採択事業として評価されているという。

また同事業は、総合設計制度の活用により、同事業地内にオープンスペースや連続する緑地を確保、オープンスペースから隅田川テラス(隅田川の両岸に整備された遊歩道)に地域の人々も自由に往来できる貫通通路を設け、回遊性を高めるとしている。
さらに、建物内には、オープンスペース越しに隅田川を望めるにぎわい施設も配置、地域に開放するなど、地域貢献につながる計画とした。
なお、隅田川スーパー堤防整備事業と同事業地を一体的に整備、洪水や大地震に対する安全性と水辺環境の向上を図ることで、地域の防災性向上も目指すという。

「東商センタービルマンション建替事業」の所在地は東京都台東区柳橋2丁目4番2(地番)、交通はJR中央・総武線「浅草橋」駅より徒歩6分・都営浅草線「浅草橋」駅より徒歩5分。
規模・規模は、建替え前がRC造・地下1階地上10階、建替え後は
RC造・地下1階地上34階。
完成時期は建替え前が1970年4月、建替え後が2027年3月(予定)。
敷地面積は建替え前が2,403.67㎡(公簿面積)、建替え後が
2,366.65㎡。
総戸数は建替え前が住宅91戸・その他事務所・展示場等、建替え後が267戸(非分譲住戸を含む)。