【ニュース】 やます、千葉県産のメンマ「竹切物語」作りを開始、「食べる竹林整備」で成長過ぎた筍を伐採、筍を使用し高品質のメンマを製造 千葉県市原市

2024.04.22
お土産商品などの製造・流通・店舗運営を手掛ける株式会社やます(千葉県市原市、諏訪聖二代表)は2024年4月22日、千葉県産のメンマ「竹切物語」作りを開始する。

同県は関東地方で最も広大な竹林を抱える地域として知られ、その美しい自然は多くの人々を魅了してきた一方、災害時の倒木の危険や、イノシシを含む野生動物の生息地となり、地域に獣害をもたらす問題も抱えているという。
同県では、こうした状況に対処するため、1年を通して竹林整備が行われており、同社では6年前からこの竹林整備に「食べる」という切り口で協力してきた。

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同社によるプロジェクト「食べる竹林整備」では、成長過ぎた筍を伐採し、その筍を使用して高品質のメンマを製造。
2023年は約30トンの竹を伐採し、塩漬けからメンマへと加工した。
メンマになるのはそのうちに5トン弱だが、同社は同プロジェクトを通じ、竹林の適切な管理を促進、災害リスクの軽減と野生動物による獣害の防止に貢献するとしている。

また、地元産の竹の子を使用したメンマ製造は、地元農家の収入増加と地域経済の活性化にも繋がり、栽培から加工まで一貫して管理された高品質なメンマは、同県の新たな特産品として市場に提供されるという。

同社は今後、同プロジェクトを起点に、竹林の持続可能な管理と利用方法のモデルをこれまで以上に確立、他地域への展開も視野に入れているほか、地元コミュニティとの連携を深め、消費者向けの体験プログラムなども企画、竹林整備への理解を深めてもらい、地域全体での環境意識の向上を目指すとしている。