2024.04.22
シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」を運営する江ノ島電鉄株式会社（神奈川県藤沢市、黒田聡社長）、鎌倉市（松尾崇市長
）、OpenStreet株式会社（東京都港区、工藤智彰代表）の3者は
2024年4月、同市大船地域と深沢地域で「鎌倉市スマートシティモデル事業『シェアサイクル』実証実験」を開始した。

同実証実験は、交通結節点のJR各線・湘南モノレール「大船」駅と湘南モノレール「湘南深沢」駅から一定の距離がある住宅地での外出促進に向け、「シェアサイクルサービス」による移動手段を提供するとともに、その有効性を検証するというもの。

江ノ島電鉄とOpenStreetは、市民の外出促進に向けたシェアサイクルサービスの実証事業について同市に共同で提案。
同市はこれを受け、IoTを活用したサービスの提供やデータの収集
・利活用による新たな移動手段の提供と有効性の検証を目的としたスマートシティモデル事業の協定を締結、2024年4月19日より同実証事業を開始したという。

同実証実験では、新たに同市内の公有地9カ所にシェアサイクルステーションを設置。
利用状況などの情報を基に、移動手段としてのシェアサイクルの有効性を評価する。

江ノ島電鉄は、事業全体の運営、施設及び器材の整備等、事業の実施に係る違法駐輪対策、効果検証・評価に必要な各種データの収集
・整理・提供を担当。
同市は、事業全体の総括、公有地の確保等、周知・広報、事業の効果検証・評価を担当する。
OpenStreetは、シェアサイクルサービスのプラットフォームとなるアプリケーション・システム・付随する機器類の提供、効果検証
・評価に必要な各種データの収集・整理・提供、事業報告を担当するという。

利用にあたっては、「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。
料金は利用開始30分130円、延長15分100円、12時間1,800円（利用車体・エリアによって料金が変更となる可能性あり）。