【ニュース】 大井川鐵道、2022年9月の台風被災による不通区間で「静岡県 大井川鐵道被災区間見学ツアー」を5月11日・18日に実施 静岡県島田市
2024.04.18
大井川鐵道株式会社(静岡県島田市、鈴木肇社長)は、「静岡県 大井川鐵道被災区間見学ツアー」を2024年5月11日・18日に実施する。
同社の大井川本線(「金谷」~「千頭」間39.5km)は、2022年9月の台風被災により、いまだ路線の半分に相当する「川根温泉笹間渡」~「千頭」間が不通となっており、運転再開については、
2023年3月22日、静岡県を中心とした「大井川鐵道本線沿線における公共交通のあり方検討会」で議論が始まり、2024年3月26日の同会で「早期における金谷~千頭間の運転再開をめざす」という方向性が確認されたという。
同社では今回、不通区間が現在どのような状況にあるか、全線運転再開にあたり何が課題か、全線運転再開後の継続的な維持を行ってゆくにあたりどのようなことが必要かということ、同社の全線運転再開に対する思いを、参加者をはじめ多くの人々に伝える機会として、同ツアーを計画。
被災により、「千頭」駅構内に取り残された車両、しばらく稼働していない施設にも、労いの言葉をかける時間も設定したという。
「静岡県 大井川鐵道被災区間見学ツアー」の旅行日は2024年5月11日・18日(日帰り・予約制・荒天中止)。
募集人員は1回あたり45名(最少催行人員20名、募集人員がこれに達しない場合は催行を中止)。
旅行代金は1名あたり2万8,000円(中学生以上限定、18才未満は成人が同伴する場合のみ参加可能)。
当日は、不通区間で被害が大きい「下泉」~「田野口」(3.6km
)を同社職員の解説付きで歩くほか、被災区間を歩く際に着用するツアー名入り入りオリジナル仕様のヘルメットを全線運転再開祈願記念品として持ち帰り可能。
添乗員の同行は無し、被災区間と「千頭」駅での鉄道体験時には係員が同行。
虫よけスプレー、懐中電灯、昼食は各自要用意。
詳細は大井川鐵道公式ホームページを要参照。