【ニュース】 複合施設「KIKKAKE PLACE」、神戸大学経営学部の内田ゼミと連携し、同施設の活用されていない部屋に価値を付け、地域活性を行うプロジェクトを実施 兵庫県神戸市
2024.04.17
株式会社スクリーフ(神戸市兵庫区、光山和弥代表)が運営する複合施設「KIKKAKE PLACE」(神戸市兵庫区)は、神戸大学経営学部(神戸市灘区)の内田ゼミ(内田浩史教授)と連携し、地域活性化プロジェクトを実施する。
両者は2024年4月7日、平野商店街(神戸市兵庫区)で初顔合わせを実施。
将来経営部門に携わり、未来を担う学生が、同施設の活用されていない部屋に価値を付け、地域活性を行うプロジェクトを始動、商店街や空き家活用の課題を探求するため、同施設の事業の取り組み調査や、商店街の人々にヒアリングを行い、理解を深めるところから活動を開始したという。
今後は、1年の時間をかけ、学生の視点から自由な発想でデザインを思考、同社と共にブレインストーミングや打ち合わせを重ね、仮説やアイデアを列挙しながら、商店街の活性化に結び付けていくとしている。
地域で暮らすユーザー企業の立場に立ち、求められているもの、解決すべき課題を設定、その解決方法を検討して実際に試行し、地域社会への実装を目指すという。
同施設はこれまでに、7部屋のうち4部屋をシェアキッチン・レンタルジム・イベントスペース・事務所スペースとし、地域の子供達や同大学で建築を学ぶ学生とともにリノベーションを実施している。
今回は同大学の経営学部の同ゼミの学生が活用されてない空間に価値を付け、同大学で建築を学ぶ学生がリノベーションを行う。
学部を超えた、今までにない空き家活用の取り組みになるという。
活用されてない空間にどんな価値を付けると「新しいイノベーションが生まれ、より良い空き家活用になり、商店街活性化に繋がるか」、産学連携で行われる同取り組みが浸透し神戸の様々な商店街や空き家に新しい価値を生まれることを期待している。
同ゼミでは今後、前期の授業でユーザーを特定、誰のための商店街・地域活性化、まちづくり・つながりづくり、空家活用なのかを考察、ステークホルダーマップ作り等を行う。
9月集中講義「ソーシャルビジネスプランニング」では、特定したユーザーの課題を探り、デザイン思考で共感・課題定義・解決法を考え、ユーザーインタビュー(現地)なども実施する。
後期の授業では、1月最終発表に向け、デザイン思考の続き(2廻り目以降)を行い、事業・商品サービス・イベント等の提案を確定するという。