【ニュース】 芝山町・山万・光陽の3者、「芝山町田園型居住地創出拠点整備事業造成工事」の地鎮祭を実施、農業をテーマに住宅地などを整備 千葉県芝山町

2024.04.16
千葉県芝山町(麻生孝之町長)・山万株式会社(東京都中央区、嶋田哲夫代表)・光陽株式会社(千葉県佐倉市、沖広美代表)の3者は2024年4月8日、「芝山町田園型居住地創出拠点整備事業造成工事」の地鎮祭を実施した。

同プロジェクトは、芝山町都市計画マスタープラン(令和元年12月策定)で位置づけられた、同町川津場地区での事業。
北側は成田国際空港株式会社(千葉県成田市、田村明比古社長)が成田空港の機能強化に伴う集団移転代替地として整備する一方で、南側は同町と山万・光陽の共同企業体との官民連携による民間開発誘導区域として住宅地整備を行うとしている。

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同事業地では、同町が令和元年度から開発構想や実現化方策を検討、令和3年度に官民連携基盤整備推進調査を実施し、移転代替地との計画調整や事業化検討パートナーの提案等を踏まえた公共施設の基本的仕様の検討、概略設計等を実施してきた。
令和4年3月には、山万・光陽JV(共同企業体)が公募型プロポーザルを経て事業予定者として選定され、令和4年5月20日に「芝山町田園型居住地創出拠点整備事業基本協定書締結式」を開催、官民連携による拠点整備を推進している。

具体的には、農業をテーマに、農業に興味のある人々が住み、コミュニティを形成していくことができる場の創出を目的とし、家庭菜園スペースを設けた一戸建て住宅や賃貸住宅の整備、農業をテーマにテナントの誘致などを検討しているという。

また、同事業地内に整備する調整池では、隣接する公園との一体利用が出来るよう整備、住民の憩いの場の創出に寄与するほか、同事業地内の電気・情報通信の供給については無電柱化を進めており、電柱のない街並みを形成するとしている。

一戸建て住宅では、高品質で安心な住宅を提供、統一感のある街並みを形成してくと共に、同地区内に整備する集会施設や公園などを拠点に、地域の就農者との交流や地元企業・団体、地元農家、同町、山万グループが連携を図り、コミュニティ形成を行っていくことで、同町の農業の担い手や労働力の確保にも繋げていけるよう、取り組むという。

芝山町田園型居住地創出拠点整備事業造成工事の造成地は千葉県山武郡芝山町岩山2301番地-1他。
敷地面積は3万9,886.16㎡。
主要用途は戸建て住宅、集合住宅、店舗・事務所、集会所。
計画戸数は一般住宅110戸・集合住宅2戸・沿道利用4戸・集会所1戸。
完了予定日は2025年12月26日、分譲時期は2026年(予定)。