【ニュース】 立山黒部アルペンルート、現在日本に残る唯一のトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」が2024年に最終運行を迎えることを記念し、6月1日よりイベントを開催 富山県富山市

2024.04.11
富山県と長野県を結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」(運営:立山黒部貫光株式会社、富山県富山市、見角要社長)は、現在日本に残る唯一のトロリーバス「立山トンネルトロリーバス」が2024年に最終運行を迎えることを記念し、2024年6月1日より、トロリーバスの魅力を堪能できるイベントを開催する。

「立山トンネルトロリーバス」は、立山黒部アルペンルート内の「室堂」~「大観峰」間約3.7kmを10分間で結ぶ、日本最後のトロリーバス。
立山の主峰・雄山(3,003m)の直下を貫通する立山トンネルを走るトロリーバスとして1996年から運行を開始、これまで約1,920万人が乗車したという。

トロリーバスは「バス」と呼ばれているが、「電車」の仲間で、普通のバスのようにタイヤで走行し、運転操作もハンドルを使用するものの、電車線から電力の供給を受けて走る。
正式名称は「無軌条電車」で、法律上も「鉄道」に分類されているユニークな乗り物だという。

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「立山トンネルトロリーバス」は、4月15日の立山黒部アルペンルート全線開通日から運行を再開し、11月30日がラストランとなる。
同ルートでは、これを記念し、第1弾「ありがとう!思い出の立山トンネルトロリーバス」(6月1日~7月26日)、第2弾「ありがとう!日本最高所の立山トンネルトロリーバス」(8月24日~9月16日)、第3弾「ありがとう!日本最後の立山トンネルトロリーバス
・ラストラン!」(10月14日~11月30日)の3弾に分け、イベントを開催する予定。

開催場所は立山黒部アルペンルート内(メイン会場は「室堂」「大観峰」)。
期間中は、トロリーバスの乗客に記念カードをプレゼントするほか、メモリアルバックヤードツアー(事前応募制・先着順、昼食付、1人5,000円)を6月30日・9月1日・10月14日に実施するほか、「とろ~りチーズのブラックカレー」や「トロ鉄丼」、トロリーバスをイメージしたソフトクリームなどの限定メニュー、ミニチュア模型や手などの限定商品も特別に販売する。
その他、10月14日「鉄道の日」、11月30日「ラストランセレモニー」でのイベントを予定しているほか、「ホテル立山」では撮影会に参加できる限定宿泊プランの販売も行うという。