【ニュース】 東京建物など、九州最大の物流施設「T-LOGI福岡アイランドシティ」を竣工 福岡県福岡市

2024.04.08
東京建物株式会社(東京都中央区、野村均社長)・東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)・株式会社西日本新聞社(福岡市中央区、柴田建哉社長)・丸紅株式会社(東京都千代田区、柿木真澄社長)の4社は2024年3月、物流施設「T-LOGI福岡アイランドシティ」(福岡市東区)を竣工した。

同物件は、敷地面積約3万9,300㎡、延床面積約14万8,350㎡のマルチテナント型物流施設で、九州最大(延床面積ベースで最大、
2024年2月時点、CBRE調べ)の物流施設となるもの。
同物件が近接する博多港は、取り扱い荷量全国6位、九州域内の貨物数の半分以上を担う国内主要港で、海外の主要貿易港と福岡を結ぶ国際物流拠点。
同物件では、広域配送ニーズへの対応や雇用創出により、港湾機能の強化や地域経済の活性化に貢献するとともに、新たなサプライチェーン構築に寄与することで2024年問題の解決に向けた取り組みも進めていくとしている。

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同物件の建物は、6階建てのダブルランプウェイ型。
1階~4階は最小区画面積倉庫床約3,770㎡と細かく分割できる平屋利用が可能な区画、上層部の5階・6階はメゾネットでの利用が可能な区画とした。
休憩室を各階に設置することで、大規模物件の課題とされる移動時間を短縮し、就業者に快適な休憩時間を提供、無人コンビニも併設し、建物内での食事も可能だという。

また同物件では、東急不動産が発電事業者として屋根を賃借、屋根上全面に太陽光パネルを設置した。
太陽光パネルにより発電された電力は、商用電力と併せて施設内で自家消費するとともに、施設内で消費しきれない余剰電力については一般送配電事業者の送配電網を使用して他の施設に送電するとしている。

なお同物件には、司企業株式会社(愛知県豊田市、木全康寿社長)
、アサヒロジ株式会社(東京都墨田区、児玉徹夫社長)、株式会社ナカノ商会(東京都江戸川区、沼澤 宏社長)、株式会社ライフサポート・エガワ(東京都足立区、江川哲生社長)の入居が決定しているという。

「T-LOGI福岡アイランドシティ」の所在地は福岡市東区みなと香椎4丁目1番1号、交通は福岡高速6号線「アイランドシティ」出入口より約1.4km、西鉄バス「みなと香椎第二」バス停より約0.3
km。
敷地面積は3万9,306.83㎡、延床面積は14万8,355.54㎡。
構造・規模はRC造・S造、地上6階建。
形状はダブルランプウェイ型。
耐震区分は耐震。
バース数は1階~5階各36台分(40ft・10t接車可能)。
駐車場は285台(管理用を含む)、トラック待機場9台。