【ニュース】 池袋駅西口地区再開発計画、国家戦略特別区域会議の東京都都市再生分科会で都市計画手続きが開始 東京都豊島区
2024.03.27
三菱地所株式会社(東京都千代田区、中島篤社長)と三菱地所レジデンス(東京都千代田区、宮島正治社長)を事業協力者とする池袋駅西口地区市街地再開発準備組合(東京都豊島区)の「池袋駅西口地区市街地再開発事業」と、東武鉄道株式会社(東京都墨田区、都筑豊社長)の「池袋駅直上西地区市街地再開発事業」を相互一体的に整備する「池袋駅西口地区再開発計画」は、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会で、都市計画手続きが開始された。
同計画の対象エリアとなる池袋駅西口地区は、2016年に豊島区池袋駅周辺地域再生委員会により制定された「池袋駅周辺地域まちづくりガイドライン」で、人々が触れ合い、議論し、競い合い、成長の芽を育てていく都市機能、都市空間が必要とされ、世界中から人を惹きつける国際アート・カルチャー都市のメインステージとなることが求められている。
また、「池袋駅コア整備方針2024」では、ウォーカブルなまち・池袋に生まれ変わる「脱・駅袋」の実践について、まちづくりの具体的施策が示されているという。
同計画は、こうしたガイドラインや方針を具現化するため、「新たな都市の顔となるウォーカブルなまちづくりを推進する都市基盤の整備」「国際アート・カルチャー都市として、世界から人々を呼び込む都市機能の導入」「防災対応力強化と環境負荷低減」を基本とし、都市再生を目指し、国際アート・カルチャー都市池袋を形成していきたいとしている。
今後は、東京圏の国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトとして、内閣総理大臣による区域計画の認定に向け、東京都や豊島区の都市計画審議会、国家戦略特別区域会議等の手続きが進められるという。
計画地は東京都豊島区西池袋1丁目地内。
特定区域面積は約6.1ha、敷地面積は3万3,420㎡、延床面積は58万2,700㎡。
階数はA街区が地上41階・地下4階、B街区が地上50階・地下5階
、C街区が地上33階・地下6階。
予定工事期間は2027年度~2043年度(解体含む)。