【ニュース】 biid、常吉西臨港緑地でにぎわいづくり等を行う事業者に認定、水辺の魅力を活かしたBBQやオートキャンプ場を形成 大阪府大阪市
2024.03.27
マリーナやビーチハウス等の施設運営などを手掛けるbiid株式会社(ビード、神奈川県藤沢市、松尾省三代表)は2024年3月5日、大阪市が公募型プロポーザル方式により募集した、常吉西臨港緑地(大阪市此花区)でにぎわいづくり等を行う事業の事業者に認定された。
同事業は、令和4年(2022年)12月の港湾法改正で新設された港湾環境整備計画制度(みなと緑地PPP)を受けて立ち上げられたもの。
同制度は、港湾緑地で民間事業者が収益施設を整備し、その収益を緑地の維持管理等に還元することを条件に、行政財産の長期貸付を可能とする制度で、事業内容は「飲食・物販・レクリエーション・宿泊などの収益施設の整備・運営事業」「イベント・プロモーションなど賑わいを創出するソフト事業」「緑地の維持管理計画」「収益の一部を港湾施設整備に充当する計画」の4つの項目を一体的に実施することが条件となっている。
同社は、「水辺の魅力を活かしたBBQやオートキャンプ場を形成し、臨港緑地の役割を理解したうえで、民間の力で新たな臨港緑地を創造する」という提案を評価され、事業者認定に至ったという。
同事業では、「目的地にも立ち寄り地にもなれるキャンプ場」という事業コンセプトを基に、大阪湾のランドマークとしてヨットマン以外の来客需要も多いオートキャンプ場をはじめとした施設が楽しめる「アクティビティゾーン」と、地域のにぎわいとなるような様々なイベントを開催する「イベントゾーン」の2つを展開する予定。
臨港緑地としての機能や利用者の利便性を高める駐車場の整備、飲食・物販等のサービス機能の充実、多種なイベントの開催により、市民が大阪湾の魅力を体験できる接点を生み出し、にぎわい創出を図った場づくりを目指す。
「アクティビティゾーン」では、交流の場となるBBQエリア、テントに隣接して車を駐められるオートサイト、様々な用途で利用可能な多目的広場、テニスコートなどを計画。
「イベントゾーン」では、芝生イベントスペース、スタンドカフェ、ヨット展示場、空飛ぶクルマ離陸場などを予定している。
「緑地維持管理計画」では、清掃・警備などの計画的・安定的な施設運用に貢献。
「その他の計画」では、駐車場整備、トイレ美装化、水景施設改修などを行うという。
認定を受けた区域は常吉西臨港緑地約6万4,540㎡。
認定期間(事業期間)は令和6年4月1日~令和26年3月31日まで(20年間)。