【ニュース】 双日と南会津町、里山保全に関する連携協定を締結、防災と持続可能な林業の実現を目指す 福島県南会津町

2024.03.06
双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)と福島県南会津町(渡部正義町長)はこのほど、里山保全を通じて自然災害に強いまちづくりと持続可能な林業の実現、ならびに地域経済の発展を目指すことで合意し、連携協定を締結した。

同社は2022年11月より、同町で日本古来の香木「オオバクロモジ
」「クロモジ」の栽培を開始。
現在までに1万5,000本を植樹しており、生育後は精油などの製品に加工する予定だという。
同プロジェクトは、社内新規事業創出プロジェクト「Hassojitzプロジェクト」での発案を契機に、同社自動車本部での「香り」の事業の一環として取り組んでいるもの。

両者は、同協定に基づき、適切な間伐による里山の保全と、「クロモジ」をはじめとする付加価値の高い樹木の栽培や森林資源を利活用した新たな製品・サービスの開発などを行う。
合わせて、一連の活動を通じ、雇用創出や企業誘致を推進、地域が抱える課題を解決し、魅力的なまちづくりを目指す。

同社は、新たな領域の事業創出に取り組むとともに、自然環境の保護と林業の活性化、地域経済の発展に寄与するとしている。