【ニュース】 日本エスコンなど、完全人工光型の自動化植物工場「テクノファーム袋井」で生産したレタスを初出荷 静岡県袋井市
2024.03.04
株式会社日本エスコン(東京都港区、伊藤貴俊社長)・中部電力株式会社(名古屋市東区、林欣吾社長)・株式会社スプレッド(京都市下京区、稲田信二社長)が共同で出資し、2021年7月に設立した合同会社TSUNAGU Community Farm(ツナグコミュニティファーム、静岡県袋井市、林俊弥代表)は、植物工場「テクノファーム袋井」(静岡県袋井市)で、2024年1月よりレタスの生産を開始、2月25日に初出荷した。
同工場は、世界最大規模となる、1日あたり10トンのレタスを生産可能な完全人工光型の自動化植物工場。
2024年8月ごろにはフル稼働を予定しているという。
近年、「安心・安全・健康・環境」といった食に対する消費者ニーズが多様化していることに加え、農業従事者の不足や異常気象の頻発による安定供給ニーズが高まっており、植物工場は、これらの農業が抱える課題の解決に寄与することが期待されているという。
日本エスコンは、TSUNAGU Community Farmを通じ、食や農業分野の課題を解決するとともに、クリーンエネルギーの積極的な利用や、栽培過程でのCO2の有効活用など、脱炭素化に向けた取り組みを進めていくことで、持続可能で暮らしやすい社会の実現と
SDGsに貢献するとしている。
「テクノファーム袋井」の所在地は静岡県袋井市堀越字深田711番10。
敷地面積は約2万4,400㎡。
工場タイプは完全人工光型植物工場。
生産品目は葉菜類(レタス)。
生産能力は1日あたり10t(1日あたり5万株)。