【ニュース】 米沢市など、地域おこし協力隊員と米沢興譲館高校の生徒が連携し「べにばなかるた」を制作、市内の各施設に贈呈 山形県米沢市

2023.12.22
米沢市企画調整部地域振興課は2023年12月19日、「べにばなかるた」贈呈式・制作発表会を開催、米沢市長(2023年12月19日時点:中川勝市長、2023年12月22日時点:近藤洋介市長)より市内の保育園・幼稚園・認定こども園・小学校・放課後児童クラブ・福祉施設・コミュニティセンター等の各施設の人々に「べにばなかるた」を贈呈した。

「べにばなかるた」は、「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト」の今年度の新たな取組として、地域おこし協力隊員と米沢興譲館高校の生徒が連携し、制作したもの。
読み札は、ひらがなとカタカナで作られた幼児から小学校低学年向けのカルタになっており、子供たちが地域の花「紅花」に興味をもち、紅花の魅力が詰まった46枚のカルタの絵札や読み札を通じ、様々な紅花の魅力を知り、関心を深めてほしいとの思いで210セットを作成したという。

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「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト」とは、生産から加工、販売、観光、文化、教育、景観などの様々な取り組みを一体的に展開することで、同市の紅花の更なる磨き上げを図り、次世代への継承と地域経済の活性化を目指す取り組み。

同市内では現在、主に山上地区にある「海老ヶ沢べにばな愛ランド」で紅花が栽培されている。
地域のボランティア活動の一環として始められ、その魅力に惹かれた人々の力により、現在では県内2位の生産面積を誇っているという。​

紅花染めの技術は明治中期以降、化学染料の台頭により需要が激減。
あかく染める技法は一度途絶えたが、同市内で中学校教師として働いていた鈴木孝男氏が、父や夫人と共に紅花を研究、地元の織元と共に、その染色技術を復活させたという。

なお、「べにばなかるた」は、同市役所3階地域振興課窓口で無料貸し出しも行っている。