【ニュース】 名古屋鉄道、「神宮前」駅西街区で開発中の観光商業施設の名称を「あつた nagAya」に決定 愛知県名古屋市
2023.12.21
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、高崎裕樹社長)は、名鉄名古屋本線「神宮前」駅(名古屋市熱田区)西街区で開発中の観光商業施設の名称を「あつた nagAya(ながや)」に決定した。
第1期開業は2024年9月の予定。
熱田神宮の玄関口となっている同駅西街区では、「おとなの行きたいまち」を目指し開発を進めており、同施設は「地域で継がれる魅力を嗜み、再発見できる場所」として、観光客などの来街者をターゲットとする商業施設。
3棟の木造平屋建ての建物に、地域で長く愛されている店舗や、食べ歩きも楽しめる地域食材を使用した店舗、地元の文化を感じられる15区画の店舗と、ワゴンやキッチンカー等を誘致、賑わいを創出するという。
今回決定した名称には、地域の良さを発信する施設として、同施設の所在地「熱田」を名称として使用、ひらがな表記にすることで読みやすさと日本らしさを表現した。
また、平屋の木造建物に小さな区画が立ち並ぶ形状や、長い屋根の外観といった特徴により、近隣とのつながりを大切にする施設を目指していることから「長屋」を名称に使用、さらに、名古屋弁の特徴的な語尾「がや」を末尾に付けることで、名古屋らしさも表現したという。
同施設は、日本の伝統的な木造建築の要素を取り入れた3棟の木造平屋建てで、建物には愛知県産のスギ・ヒノキ材を多く使用。
建物の木部分の多くを見せるデザインとし、歴史・文化的で緑の多い熱田神宮周辺エリアに位置する施設として、地域の魅力をデザイン面でもアピールし、国内外から多くの人が訪れたくなる施設を目指す。
愛知県産木材を利用していることから、木材利用の意義や木材の優れた特性をPRする木造施設を支援する愛知県補助事業「2023年度木の香る都市づくり事業」にも採択されているという。
「あつた nagAya(ながや)」の所在地は名古屋市熱田区神宮3丁目608他。
敷地面積は約7,000㎡、延床面積は約1,100㎡。
構造・規模は木造・平屋建3棟。
用途は商業施設(3棟合計15店舗程度)。
開業予定は1期開業が2024年9月、2期開業が2024年12月。
立体駐車場は同開発対象外。