【ニュース】 かまいしDMC、ワーケーション施設「(仮称)Nemaru PortⅡ 基本設計業務公募型プロポーザル」で最優秀者にihrmkを選定 岩手県釜石市

2023.12.21
株式会社かまいしDMC(岩手県釜石市、河東英宜代表)は、「(仮称)Nemaru PortⅡ 基本設計業務公募型プロポーザル」で、株式会社ihrmk(東京都港区、井原正揮代表・井原佳代代表)を最優秀者(優先交渉者)に選定した。

かまいしDMCは、2021年10月にワーケーション施設「Nemaru-Port(ねまるポート)」(岩手県釜石市)を開設。
「(仮称)Nemaru-PortⅡ」は、その第2弾の施設となる。
かまいしDMCは今後、2025年の施設開設に向け、ihrmkとの基本設計を進め、事業推進に取り組むという。

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釜石市は人口減が著しく、最盛期9万2,000人だった人口は、現在は3万人を切っている。
同市ではその人口減を他地域からの「かかわり人口」で補う施策を実施しており、ワーケーションや企業研修の誘致に成功しているという。

かまいしDMCでは、令和5年度(11月末時点)、企業を対象としたワーケーションや研修で、釜石に延べ252名を誘致。
現在、同市内にある研修に利用可能な施設では手狭になっており、今回のワーケーション施設整備計画に至ったとしている。

今回の同プロポーザルでは、全国の若手建築家を対象に2023年9月に初頭公告を実施、計93者からの応募があった。
2023年11月23日、一次審査から選出された6者による公開プレゼンテーション&ヒアリングを実施した上で二次審査を実施。
最優秀者(優先交渉者)として選定されたihrmkの提案は、「緑、人、地域:あつまり、つながる、ネマルのワッカ(WORK-KA)」と題し、釜石全体に広がるオープン・フィールド・ミュージアムのセンターとして「人」と「活動」が主役となる建築がコンセプト。
連続した異なるレベルの空間に、必要な機能が連坦する特徴的な構成で、丁寧な計画で且つ、様々な働き方を試行する同施設の要求に応えていること、また、かまいしDMCの今後の事業展開との関連性に期待が持てることなどが高く評価されたという。

今後の事業スケジュールは、2023年度が基本設計発注、2024年度が実施設計・施工一括発注(デザインビルド)、開業は2025年4月の予定。