【ニュース】 解体工事のマッチングプラットフォームを運営するクラッソーネと南伊豆町、「空き家除却促進に係る連携協定」を締結 静岡県南伊豆町
2023.12.20
解体工事のマッチングプラットフォーム「クラッソーネ」を運営する株式会社クラッソーネ(名古屋市中村区、川口哲平代表)と静岡県南伊豆町(岡部克仁町長)はこのほど、「空き家除却促進に係る連携協定」を締結した。
同町では、人口減少や若者の流出により、空き家が住家の数を上回る状況となっている集落も出始めており、中には倒壊の危険性を有する空き家も見受けられるようになっているという。
平成27年度に同町が実施した空き家調査の結果によると、同町の空き家は358件。
町内の10軒に1軒程度が空き家となっており、このうち1年以上利用されていない空き家は233件あるにも関わらず、賃貸意向のある物件は18件に留まっているという。
今回の同連携協定では、両者がそれぞれ持つ資源や特長を活かしながら、管理不全な状態の空き家の除却促進に向けて連携協力することにより、空き家の適正な管理の推進を目指す。
同取り組みを通じ、空き家の課題を解決するとともに、同社運営の「すまいの終活ナビ」をはじめとしたIT技術やデータを活用、自治体担当者の住民対応の質の向上や業務効率化など、自治体DXの推進にも寄与するとしている。
「すまいの終活ナビ」とは、スマートフォン等から土地建物の面積や最寄り駅、接する道の幅などの条件を入力することで、「解体費用」と解体後の「土地売却査定価格」の概算額を手軽に無料で把握することができるというもの。
概算費用を把握したうえで、具体的な見積もりを希望する場合は、解体工事のマッチングプラットフォーム「クラッソーネ」により、工事会社の紹介を受けることもできるとしている。
なお、「すまいの終活ナビ」を活用した空き家対策事業は、令和4年度・令和5年度の国土交通省「空き家対策モデル事業」にも採択されているという。