2023.12.19
三菱地所株式会社（東京都千代田区、中島篤社長）は、「気候テック（Climate Tech）」領域での国内初のイノベーション拠点「（仮称）Japan Climate Tech Lab」を「新大手町ビル」（東京都千代田区）で2024年秋に開設する。

「気候テック」とは、気候変動や地球温暖化、またその主要因となっている温室効果ガス対策に焦点を当てた技術の呼称。
対象領域は、エネルギー、モビリティ、インフラ、農林水産業、不動産と多岐にわたるという。
同拠点では、気候変動対策に取り組むスタートアップを含む事業会社やベンチャーキャピタル、金融機関、アカデミア、行政機関、
NPO等の産・官・学の各担い手が有機的に連携してイノベーションを推進、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。

同拠点内には、気候変動対策に取り組む産・官・学の各担い手の交流を促すラウンジや、カフェ・キッチン、有識者によるセミナーやワークショップ等を実施するイベントスペースのほか、活動拠点となるサービスオフィスなどを備える予定。
スペースの提供だけでなく、「気候テック」に取り組むスタートアップの成長支援、アカデミアや行政機関との連携による最新トレンドの発信、気候変動とその対策に関するリカレントプログラムの実施をはじめ、カーボンニュートラル達成に向け活動する事業会社の課題解決支援プログラム等の実施も予定しているという。

「（仮称）Japan Climate Tech Lab」の所在地は東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル内。
面積は約1,800㎡。
着工予定は2024年4月、開業予定は2024年秋。